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『三章 絶望ラビリンス』
飯田橋たちが劇場を出て行った後
捜査は難航していた
剣「…まだまだわからないことだらけだね」
柳「そうだな、もう一回舞台上を調べるか」
【舞台上】
剣「…ねぇ、あそこ見える?」
剣地は上を指差した。ただ暗すぎて何も見えない
柳「…ごめん、見えない」
剣「電気つけようか?」
柳「頼む」
舞「電気のスイッチは触らない方がいいですよ」
柳「舞園?」
舞「さっき壊れてたみたいで、飯田橋さんが直そうとしたんですけど…」
舞「発火しちゃって…」
だからさっき飯田橋の腕があんなことになってたのか
コトダマ→壊れた電気のスイッチ
剣「だったら困るね、柳沢には見てもらいたいんだけど」
荒「だったら俺に任せろ」
柳「瑞稀?どうやって」
荒「じゃーん!懐中電灯!」
剣「なんだ、懐中電灯か」
荒「なんだってなんだよ、俺の秘密道具なんだぞ!」
剣「早く照らして」
荒「わかったよ…」
不貞腐れながら瑞稀は懐中電灯をつけた
柳「あれって…」
舞台上の柱には血が擦られた跡があった
舞「…なんであんなところに」
荒「あの血、考えられるとしたら吾郎のだろうけど…」
剣「上から蛇足を下ろした?だけど上に空間なんて」
孤「あるよ」
柳「伊月!?飯田橋と由鶴は…」
孤「大丈夫だよ、今はベットで寝かしてる。それより、上に空間はあるんだよ」
荒「どこだよ」
孤「大時計があるでしょ?あの上に部屋があるんだ。ただ入れないけどね」
舞「でも部屋って入るためにありますし…扉はあるんじゃないですか?」
剣「まぁそうだね、隠された道があるのかも」
柳「…そうだな、それも調べてみるか」
コトダマ→大時計の上の空間、柱の血痕
孤「あぁ、そうだ。言い忘れてたんだけど」
荒「?」
孤「今回ばら撒かれたウイルス、人によって症状が違うみたい」
柳「それってどういう…」
孤「じゃあ俺は2人の容体見てくるから!あとはよろしくねー」
俺が言い終える前に、伊月は劇場から走り去って行った
荒「ミライ、先にアリバイを聞いて来てくれないか?部屋については調べておくから」
柳「わかった、何かあったら教えてくれ」
荒「オッケー、精一杯頑張るな!」
そして俺はアリバイを聞きに行った