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『昨日の夜9時ごろ。3 ヶ月前に起きた男子高校生が山中で見つかった事件の容疑者
高校生の虎杖悠仁容疑者の死体が発見されました。発見された際首を吊っており
自殺として考えています。また、虎杖悠仁容疑者の弟である虎杖スクナ容疑者はいまだに
見つかっておらず捜索を続けております』
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『罪悪感』
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜3ヶ月前
俺は昔から「馬鹿正直」だった
確かに自分でも問い詰められたらすぐバラしちゃうし割とあっていると思う
だいたい言わないようにしようとすると罪の罪悪感からすぐに話してしまった
じいちゃんは「お前の正直さはいつでも良い方向に導くが、そのままだといつか身を滅ぼすぞ」
っていうけど…、よくわからなかった
今日までは
「スクナ…、なんで」
「あぁ、見てたのか愚兄。」
「なんで…、その人部活の先輩…、だよな。」
俺の弟であるスクナが…
先輩を刺し殺していた。
「言ってただろ。こいつがウザイって。」
「ウザイなんて…、そこまで言ってないだろ。言ってたとしてもこれは…」
「…今更言っても、もうコイツは生き返らん。」
どう考えても俺のせいだった。
昔から正義感の強かったスクナはいつも俺を助けてくれた
近所のガキ大将や、ずる賢いいじめっ子。
そして今回も、殺すという方法で俺を守った。
俺をパシらせたり、暴力を振るっていた先輩から
俺にはどうしようもできなかった
殺す前だったらできたかもしれない。だけどもう…
…今までたくさん守られてきた。だから今度は…
「スクナ。俺が守ってやるから。」
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