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『罪悪感』
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「スクナ。俺が守ってやる」
「…」
「俺が警察に話すから。スクナは今まで通り学校に…」
「はぁ…、愚兄にしてはよく思いついたな。そんなこと」
スクナは呆れたように話し始めた
「第一お前は嘘が苦手だろう。隠し通せるわけもない。しかもコイツの死体には俺の指紋がある」
「…それも俺がどうにかする。」
「こんなことがあって今まで通り?できるわけないだろう。殺人鬼の弟という肩書きがつく」
「…じゃあスクナが自首して、大人しく捕まるのか?」
「そんなことするわけないだろう。」
「…どうしたいんだよ。スクナは」
だんだん泣きたくなってきた
スクナは一体今なにを考えて、どうしたいんだろう
「そうだな…、愚兄がどうしても俺を助けたいと思うのなら。」
「俺と逃げようではないか」
「…」
眩暈がする。そんなことをしてもいつかは見つかるし、罰を受けることになる
こんなの馬鹿な話だ。
でも…
「わかったよ。スクナ、逃げよう。」
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鈍い音が鳴り響く。
湿って薄暗い森の中。気持ち悪い匂いと共に音が聞こえる。
骨が砕け、肉が抉れて、原型を留められなくなってきた死体の音だ。
「終わったか。愚兄」
「あぁ、ごめんな。待たせて」
「初めてにしてはうまいではないか。さて、朝が来るまでに早く埋めてしまおう。」
「そうだな」
「死体も埋め終わったか。」
「…もう行くのか?」
「なんだ。この街を離れる前に行きたいところでもあるのか。」
「うん。バレないようにするから。」
「わかった。朝が明ける前にここに帰ってこい。」
「うん」
最後に挨拶しに行かなきゃいけない人がいる。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜「虎杖?」
「よぉ、伏黒。」
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