この作品はいかがでしたか?
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ぎゃーてーぎゃーテー。
注意は一話だぞい。
それとなぁ今回はザ・小説を意識したぞぉい
それでは本編へ〜〜
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第二話『笑顔』
『ジジッ。
こちらライン前線。我が帝国軍は、フランスへと侵攻中。引き続き二正面作戦を行っています。ジジッ。』
スミーカーからそんな声が淡々と聞こえてくる。作戦は順調とゆう事だろうか?。
???(しかし___二重帝国の方はどうだろうか?、、、。)
コンコン
部屋に着いたドアからノック音が掛かりドアが開かれた。
ナチ「失礼します。”閣下“。」
ライヒ「あぁ。“ドイツ”か。何用だ?」
ナチ「ゼッ前線状況を、まとめました。」
ライヒ「、、、ありがたい事だがそれは不要だ。」
ナチ「えっ。」
ライヒ「先程の放送を聞けば大体分かる。更に危機的な状況であれば応援が来るはずだ。だから優先順位はそこじゃない。はぁ本当に頭を動かしているのか?」
ナチ「ッ、、、スミマセン。スミマセン。」
ライヒ「下がれ。」
ナチ「ハはい。失礼しました。」
きぃバタン。
ライヒ「、、、はぁ。“また”」
ナ チ(また怒られてしまった。判断する能力が足らないんだ。この、、、この脳が、、、!)
閣下は。
俺の実の父親だ。だが兵士教育学校をまとめる、校長でもある。だから他の生徒と差別しない様にあの様な態度をとっているのだ。名前呼びしないのもそれ故なのだろう。
ナチ「おはようございます。」
先生「、、、、、、あ?あぁおはよう。」
ナチ「、、、ニコ」
誰も身も気にもしてくれない。だってこんな駄作見ていたくないから。
だから汚いままの取り繕った笑顔を見せる。
ガラガラ、、、。
ナチ「おはようございます。」
シーーん
俺が来た瞬間賑わっていた筈の教室が静まり返った。
皆はこちらを向いて嫌そうな顔をしている。
ナチ(俺は化け物とゆう事か?)
そんな事を無視して自分の机に向かう。、、、相変わらず落書きされている。中には死ね、来んな、出来損ない。など、、、今やもう慣れたもんだ。
入学一週間にしてこの様とは、、、そう、俺は出来損ない。早く死んだほうがいいのだ。
ナチ(理論の授業には不要だな。綺麗にするか。)
ポケットからハンカチを取り出し、机を拭いた。
チラチラと目線がこちらに向いてくる。俺について何か話しているようだった。
生徒1「アイツヤバくない?w」
生徒2「戦場に立ったらすぐ死にそうじゃね?」
生徒3「そもそも不合格になって退学がオチだろ。」
生徒1「本当にアイツ、、、最高司令官の息子なの?w」
ナチ(、、、ッ。)
そう俺はあの閣下の息子であり、ドイツ家の子だ。
が、それは本当なのか疑われも仕方がない。だって運動も知識もそこそこの平凡な一般人だ。
出来損ないだ。
だが今日は___
ガラガラ
ライヒ「諸君着席。」
今日は理論の授業。それを担当するのがライヒ・ドイツ閣下だ。
普通なら閣下が兵士教育学校の校長、そして授業するとゆう事は良い意味で異常事態だ。
一斉に皆が着席し、俺もすぐさま椅子に座った。
ライヒ「生徒人数は?」
学級委員長がガタッと立ち上がり、報告した。生徒数は25名。歩兵を育てるのには少な過ぎる位だ。
ライヒ「そうか。では早速だが皆に問おう。“何の為にここに居る?”」
唐突な疑問。教室内がどよめいた。俺も訳がわからなかった。
ここに居るやつは到底、戦争で家族を失った者なのだ。俺はそこに含まれないが。
数十秒にして俺も隣に居る奴の手が上がった。確か名前は___。
ライヒ「、、、ではフロイント・リヒカイト発表してくれ。」
フロイント「はい!」
そいつは直ぐに立ち上がり口を開いた。
フロイント「私は家族の為に居ます。」
ライヒ「、、、理由を聞いても?」
フロイント「はい。私は戦争で家族を失いました。これ以上家族である民を傷つけられありません。その為に私は敵を撃ちます。」
淡々としており表面では薄い動機だが、裏には強い思いがあると俺は悟った。
恐らくここに居る皆が思っている事。これ以上祖国を犯されてたまるものか。
ナチ(、、、こいつもまた家族を殺された一人なのか、、、。)
ライヒ「ありがとうフロイント・リヒカイト。座りたまえ。」
それを聞きフロイントは味気なく、素直に座った。
ありがとう___その言葉には閣下、ここに居る生徒も入っていることを察したようだった。
ライヒ「では___隣のナ千ス・ドイツ答えてみろ。お前は”何の為にここに居る“?」
ナチ(、、、言葉が思いつかない。俺はここに居る生徒達の様に家族を故郷を失った訳でもない。俺がここに居るのは、ドイツ家がそうであった様に俺もドイツ家の一員としてここに居る。)
答えがまとまとまらないまま、席を立った。
ナチ「私は、、、、国を犯す者に立ち向かう為です。」
実に消極的な答えとゆう事は俺自身も気づいている。だがこれはここで学び、戦場に立つ意味。表裏などない 。
そんな答えに生徒はこちらに疑問視の目が向けられた。俺は今も閣下と目を合わせている。閣下は獲物を見定める様に見つめていた。
ライヒ「、、、立ち向かった先、何がある?」
ナチ「、、、、、、クッ、、、。」
ライヒ「生半可な答えでは戦場に立てないぞ、ナ千ス・ドイツ。、、、座りたまえ。」
ナチ「はい」
俺には見向きもしない。見てくれたって然りの言葉ばかりやはり俺は___。
フロイント「ねね大丈夫?」
突然、隣のフロイントが話しかけてきた、俺の事を心配している顔だった。けど授業中なので俺は「大丈夫」とだけ伝えて前を向いた。
俺とフロイントが話している内も色んな人に同じ様な質問をしていた。その中に気になった奴がいた。
ライヒ「では、ゴーチス・カスト。お前は何の為にここに居る?」
学級委員長だ。そしたら学級委員長であるゴーチスは意外な言葉を発した。
ゴーチス「私は永遠を手に入れる為です。」
ライヒ「、、、君が望むものはこれからすることと真逆だぞ。まぁ、、、だが実にいい意見だ。座りたまえ。」
ライヒ「、、、諸君はあらゆる動機でここに居ることがわかった。だがそれは動機に過ぎない。真なる目的は、帝国の為だ。戦場へ前線へ命を捨てる覚悟を行動で示せ。祖国を犯すものを決して許すな。」
ライヒ「この質問をしたのはお前達に信念があるか確かめる為だ。試験は明日に延期する。その試験で不合格だった場合。退学とする。それまでこの一週間で叩き込んだ座学のを思い出せ。以上!今日はもう授業はない。ゆっくり休め。」
淡々と話されて何が何だかわからない。だがここに居る全員が覚悟したこと。明日の試験で合格し、動機を果たす為、国の為に前線特別歩兵となる。
バタン
音を立て閣下は教室から去っていった。
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??「相変わらず熱血教育ですな。ライヒ。」
ライヒ「二重帝国。来ているのであれば声をかけろ。」
オーハン「すまないねぇ。後、今回の会議にはイタリアは参加しない。」
ライヒ「何故?」
オーハン「極端にゆうとこの度の戦争。負けるぞ。」
ライヒ「、、、は」
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序 第二話『国の為に居る』 完
次回は本格的に戦争描写を増やそうと思います!
それではまた戦場で〜。
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