コツコツとヒールの音が鳴る。
俺のダイキライな音。
「… マスター」
目の前で音が止んだと思えば
ヒールで俺の頭をグリグリと刺激する。
「まだ見つからないの」
「… 申し訳ございません」
俺たちのパーティーは6人で構成されている。
「ほらみんな行くよ〜?」
このパーティーのリーダーで、史上最恐と恐れられている伝説の勇者。ヤマト。
「それ俺の〜!!」
普段はふざけている問題児だが戦場に入ると頭の回る頭脳派の弓使い。リン。
「はぁ!?俺が採ってきたやつだし!」
小さい頃から経験や努力を積んで実力を手にした誰よりも努力家な精霊使い。スイ。
「魔物でてきちゃうでしょ、うるさい」
血も涙もないと言われている5000年生きるエルフ、ミステリアスな魔法使い。ランク。
「行くんじゃないの…」
教科書に名が乗るくらいの実力を持ち、唯一ヤマトから直接お誘いを受けた怖いもの知らずの戦士。アイ。
「はぁ…」
そして、なんの取り柄もない俺。ハル。
「ハル?ため息なんてついてどうしたの、笑」
まとめるのを諦めたのかヤマトに心配される。
「こう見ると俺ってなんの取り柄もないなぁって…ここにいていいの、?」
「いやいや!怪我したら終わりとされてたこの世界に回復魔法を生み出した天才科学者さんが何言ってんの」
デコピンをされて思わず後ずさる。
まぁ確かに、天才と称えられてた時期もあったけど今じゃ忘れられた科学者みたいな感じだし…
「さーて!今日もクエスト行きますか!」
今日もマスターに報告をする。
「こちら■■です。本日も見つかる目処なし。」
みんなにはバレないように。
申し訳ないけどバレたらどうなるかわからない。
ずっと隠し続ける。これもマスターのために。
考察待ってます 🤔
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