|愛人形
其れは 己の精神の管理に欠け
容姿 手先の器用さ等に秀でた存在
《愛人形》達にはルールがある
一つ 恋をしてはいけない。
二つ 人間になってはいけない。
三つ 幸せを求めてはいけない。
この三つさえ守れば《愛人形》
として 生きて居られる
幸せは求めない。
恋等は邪魔。
人間より劣ってしまう。
この感情さえあれば《愛人形》は
「堕ちる」事は無い
堕ちてしまった《愛人形》はこう呼ばれる。
《自壊人形》
「……い…お……」
誰かの声がする…
「お…い…おき…」
まぁいいや…もう少し…あと少しだけ…
「おーい!!!起きろ!!」
「うわぁぁ!!」
吃驚した…大きな声を出さないで欲しい。
心臓に悪い
「なぁに寝てんだ。また補習になるぞ?」
彼の名前は”サード”通称”サー”
真面目でも不真面目でも無い微妙な性格をしている
頭も良いが。悪戯が多い為このクラスに…
「おいこら…人の話は聞けやぁ!!!」
「あ、ごめん。なんだっけ?」
「あのなぁ”……次のテストでまた赤点だったら、クラス落とされるぞ…」
「だーいじょうぶ!これ以上落ちる事ないじゃん!」
「あのなぁ”…オレはガッ君の為を思って…」
“ガッ君”とは僕の事である。
“ガーネット・イン・ダイアモンド”
これが僕の名前だ。
因みにガーネットインダイアモンドとは。
その名の通り、中にガーネットが入ったダイアモンドである。
全体的に黒い色に白い光沢が輝く、美しい宝石だ。
自分で言うのもアレだが
そんな宝石の名に見合うほど
僕の容姿は何処か 浮世離れした美しさがある。
ブルーブラックのウルフヘアーに所々光る真っ白なメッシュやインナー。
瞳はパールホワイトがベースに虹色の光沢
肌は雪の様に白い。
尚 男として作られている。
コメント
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初コメ失礼します!気になって読んだら好みドンピシャ過ぎました..!!続きがちょー楽しみです✨