Aside
S.……え?
やっぱ。
渡海くんの喘ぎ声とジュノの声と、水音。
まぁ、察してたけど。
初めてがジュノか……ていうか苦しそうだったし。
ジュノ気遣いとかしたことないのかな?
いや、あるか。
患者さんにいつもしてるか。
そう思いながらジュノの手から渡海くんを取って、ボクが仮眠室のソファに寝転がらした。
渡海くんのあだ名……
ハニーとかかな〜笑
怒られても別に〜……面白いし。
そんなこと考えてるとハニーがこっちに向いて睨んできた。
A.ん、ハニー、おはよう♩
T.……゙ハニーじゃねぇよ゙、っぅ゙…
立ち上がろうとしたハニーは、腰の痛さで動けないらしい。
でも、そんな腰を自力で動かした。
ふふ、凄いな〜笑
Tside
っ……すっげえ腰いてぇ…
世良……あいつのせいだろ……
っち、無視してやろ…
そういや、教授に知らせないと…
S.渡海先生〜!!!
T.……
S.渡海先生!!!!
……いちいち話しかけてくんなよ…
俺は世良を退かせて教授部屋に行った。
コンコン、と2回ノックする。
Ss.どうぞ〜
中に入ると、やはり教授はメガネをかけてパソコンを見ていた。
Ss.ん…?渡海…?帰ってきてたのか?
T.はい、今回はそれを知らせに来ました。
Ss.そうか。待っていたぞ。渡海。
T.っは笑 あんなことあったのに私の事待ってたんですね笑
Ss.あぁ、お前が居ない間世良がお前のことずっと探しててな。
T.あぁ、そうですか。
Ss.あと、色々と失敗続きが多くてな。
それに、世良、立派な医師になったぞ。
T.そうですか。それでは。私はこれで。
Ss.あぁ、最後に一つだけ。
T.なんでしょう。
Ss.天城って知ってるか?
T.あぁ、はい。
Ss.そいつとお前、瓜二つだな。
T.ふっ、笑 そんなことで呼び止めたんですか?
Ss.いや、それでそいつがとても腕がいいんだ。
T.まぁ、ダイレクトアナシストモーシス使えますもんね。
Ss.あぁ、知っていたのか。
T.当たり前でしょう。私だってその位は知ってますよ。何年医師やってきてると言うんですか。
A.ダイレクトアナシストモーシスの天城と聞いて
Ss.天城、ノックぐらいはしていってくれ。
A.あぁ、それは申し訳ない。ムッシュは何を話してたんだい?
Ss.まぁ色々とな。
T.……それでは、失礼しました。
A.ぁらら、どこ行こうとしてるんだい?
T.教えませんよ。
Aside
A.ムッシュは、あの子のことどう思いますか?
Sa.あぁ、渡海か……まぁ、いい医者なんじゃないか?
A.そうですか。ありがとうございます
Ss.で、『あの手術』はどうするつもりなんだ。
A.まぁ、いつも通りに行いますよ。
Ss.そうか。楽しみにしているよ。
A._ムッシュ、楽しみにしていてくださいね
コメント
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続きがあるなら楽しみです!