「っもぉ〜!会場遠すぎ!!」
「集合場所、決めたのって雪ちゃんじゃなかったっけ。」
「あ。」
__夏祭りに行く事を決めた、とある日。
段々と日も暮れてきて、辺りは優しい黒に包まれ始めていた。
カランコロンと綺麗な音を奏でながら、地面にぽとりと汗が落ちる。
少し乱れた髪を手でかき分けながら、雪は小さくため息をこぼした。
「こんなに歩く事になるなら、最初から現地集合にしておけば良かったなぁ……。」
泣き言を呟きながら、雪はのそのそと足を動かし、やがて限界だと言わんばかりにその場に座り込む。
「ごめん……タイム……。ちょっと休憩しよ…。」
「賛成……。正直、私もちょっと疲れてきてたんだよね………。」
雪の友人の一人、ろう(狼)がそう答えると、同じく雪の友人である小月が、向こうにある公園を指指した。
「あそこの公園なら広そうだし、少し座れるんじゃない?」
「そうね、丁度人も居なさそうだし、どうせなら、彼処で自己紹介でもしましょ!」
ピンク色の髪をなびかせつつ、花楓がそう提案する。皆もそれに賛成のようだ。
「じゃあ、30分ぐらい休憩してから会場に向かおっか!おっしゃ、行くぞー!」
休める事が分かってから、急に元気を取り戻した雪に続くように、皆公園へと駆けていくのだった…………。
キャラ紹介へ続く
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コメント
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雪ちゃんの技量が試されますね
♡500にしといたから頑張ってね!! ノベルとかムズすぎてしにそうになるのに雪ちゃんは凄いねぇ……
人数多いからノベルだと余計大変そう… 頑張ってねー!