この作品はいかがでしたか?
423
この作品はいかがでしたか?
423
愛してる奴がいる
俺が居ないとだめな奴
俺が居ないと何も出来ないし決めれない
そうだろ、?
俺が居ないとずっとおろおろしてて
他の奴を怖がって
目を合わせることだって出来ない
いつも俺の部屋の隅に居て
学校にも滅多に行かない
あいつには俺しか居なくて
俺以外にあいつを愛するやつなんて居ないし
あいつも俺以外を愛することなんてない
もも「ころん、」
あお「ぁ、」
「さとみくん…、!」
毛布にくるまって部屋の隅に隠れているつもりであろうころんに声を掛けるところんが嬉しそうな顔を出す
もも「まぁたそんな所に隠れて、w」
あお「だってぇっ、!」
子供達「あははっ、w」
ころんを毛布から抱き上げるのと同時に外から子供の楽しそうな甲高い笑い声が聞こえる
あお「っ、!」
ころんの顔がさっきまでの嬉しそうな顔から
一気に苦しそうな顔に変わる
あお「こわい…」
ぎゅっ、ところんは俺に抱きつき顔をうずくめる
もも「こわい?」
あお「やだ、」
「こわ、こわいっ」
「ごめっ、」
「ごめんなさいっ、」
「さとみくん…っ」
もも「…」
段々と俺を抱き締める力が強くなる
そんなころんを見て俺のどこかが満たされる
ころんが好きなのは俺だけで
ころんが信じてるのも俺だけ、
助けを求めるのも俺だけ
ほんとにそれは俺だけなのか
毎日確かめては
どこか満たされる
もも「ころん、?」
あお「な、なに…」
ころんは青くなった顔を上げる
もも「怖いね、」
「だってころん…」
「俺以外の誰にも愛されてないもんね、」
あお「っ、」
もも「子供だってころんのことで笑ってたんだろ~ね、」
「だってみんなころんのこと嫌いだもんな」
俺が話す度にだんだんところんの顔は苦しそうになって、
俺を抱き締める力は更に強くなる
俺の腕に軽く添えられていた手は
だんだんと力が強くなり、
俺の腕はころんの爪が食い込んで血が滲み始める
そういえば爪切ってるとこ最近見てなかったな、
ぶちぶちと皮膚が破けて血が流れ、遂には肉にまで爪が刺さる
この細い腕のどこにそんな力があるんだか、
流石に血が出過ぎてる、
もも「ころん…」
「血、出てるんだけど」
あお「ぇ、」
ころんは慌てて血まみれの俺の腕を見る
あお「あ、ぇ…」
「ごめっごめんっ」
「血、出て…」
ころんは俺の傷口に必死に手を当てて血が流れるのを止めようとする
この血の量を手で止められないことくらい少し考えればわかることだろう
でもそんなことを考えられないくらい焦ってるってことだろう
あお「ど、どうしよっ」
もも「ほんところん俺に傷付けるよね~、」
あお「ご、ごめんっ」
「ごめんっ、」
「ごめっ、」
ころんの目から涙が零れてころんの顔がぐちょぐちょになる
その顔が愛おしくて堪らなくて
もっと見てたいと思ってしまう俺は狂っているのだろうか
もし狂っているとしても
これが俺なりの愛だから
それを狂っているというこの世界が狂っているんだ
いや、全然書けん
ノベルの場合1000文字以上が条件だから切り方が全然わかんなくて書けない(??
やばいそもそも桃青が全然書けない(
コメント
4件