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『光琉。』
『なぁに、シア!』
今ではこの会話がとても愛おしく感じる。
また_会いたいよ。
◇糸◇
『今日から隣に越してきたリーチャーです!どうぞよろしくお願いします。あ!この子は息子のシア!』
『よろしくお願いします。こっちが息子の光琉です。光琉、リーチャーさんとシア君にご挨拶して。』
お母さんの後ろで聞いていたこの会話。
挨拶なんて人見知りの僕にはできるわけも無い。
「ヒカルっていうの……?ナカヨクしたい、な。オ、オレ、8さい、……です。」
まだ拙い日本語。
年は僕と同じくらいな気がする。
ちょっと下かな?
僕が9歳だから1歳年下。
「……うん、よろしくねシア。」
__あれから7年__
僕は16歳の高1、
シアは15歳の中3。
シアは1つ年下なのに僕よりも身長が10cmも高い。
しかも歳を増す毎に僕への執着が酷くなっていく。
それも可愛いけどね。
『_光琉は俺の未来の恋人だよ。』