この前の続き
注意は前と一緒!(めんどくさいからとかじゃないからね圧圧)
~青side~
桃:「手当するよ!」
ないこに手を引かれ足早に家に帰る。
【家】
桃:「はい、ほっぺみして!」
青:「うん…」
帰ってきたら親はいない。父さんは母さんと離婚して小学生の頃からすでにいない。母さんはどこかの男を引っかけて今日も遊んでいるのだろう。いつ帰ってくるのかも分からない。
ないこがテキパキと手当てをしてくれる。その間お小言を聞いているといつの間にか終わっていた。
桃:「…ってことだから自分を大切にすること!」
青:「はいはい、手当て…ありがと(ヘラッ)」
桃:「いいの、俺のせいだから、…はい、この話終わり!俺、あいつぼこsヴッヴンじゃなくて出かけてくるね!」
青:「おん。いってらっしゃい、」
ないこが出かけてからさっきの出来事を思い出してボーッとしていた。
ないこを馬鹿にしてきたあいつが言った「お前はなんも出来ない」。この言葉が頭の中をグルグルしている。
知ってた。分かってた。俺が出来損ないなのは分かってたけど、改めて人から言われると辛いなぁ..なんて感傷に浸ってたりする。
俺だって俺なりに頑張ってきた。どうしたら認めてもらえるかな、俺を見てくれるかな、って考えて努力してた。けど、結局努力は報われないのだ。その結果が今の俺、、。そのとき、あいつの言葉がきっかけで昔のトラウマがフラッシュバックした。
青:「…カヒュッ..ヒュッ..ケホッ..ヒュゥッ..ゴホッ」
青:「ッ(過呼吸ッ..どうしよッ息ッ出来ないッ)」
青:「ッヒュッ..カヒュッッッ」
青:「ッケホッ..コホッッ…」
10分くらいたっただろうか。いつの間にか収まり、床に倒れていたことに気がつく。
青:「..ッ ホントに情けな..w」
青:「昔のこと思い出して過呼吸とかダッサッ..w」
【昔のこと】回想
小学生5.6年生くらいのとき、かな。友達といっつも公園で鬼ごっこしたりして遊ぶ時期。休日も友達と一緒に遊んで、帰り際に手を振って「また月曜日~」って言ってそれぞれの家路にわかれた。
何かが変わったのは月曜日。
朝、教室に「おはよ~!」って入ったら、騒がしかった教室が急に静まり返って、みんなが俺をみてクスクス笑ってた。
朝のうちはそんなに気にしてなかった。けど、だんだん俺がハブられてることに気づいた。
今、思うと小学生にはよくある話でボスらしき子に数人の取り巻きが。クラスの誰一人としてその子に逆らえないというよくある状況だった。
そんなことも露知らず、そのボスの子に「俺、みんなに何かしちゃったかな..?」と聞いた。そしたらその子は
ボ:「まだ、気づいてないのかよwだって、お前父ちゃんいないんだろ~wしかも、母ちゃんにも出来損ないって言われてるって俺の母ちゃんが言ってたぜw」
ボ:「そんな父ちゃんもいなくて出来損ないのお前にはこれがお似合いだとおもったんだよなぁ!w」
ボ:「なぁ、みんなもそう思うだろ?」
取り巻き1:「それなwコイツにはこれがピッタリだw」
取り巻き2:「出来損ない!出来損ない!」
取り巻き3:「出来損ない!出来損ない!」
みんな:「出来損ない!出来損ない!」
青:「..あっッ…ヒックグスッ」
ボ:「おい!wこいつ泣いてるぞw泣くんじゃねぇよ!!」
先生:「ガラッ🚪!!」
先生:「ちょっと!!何やってるの!」
先生が止め、その場は事なきを得たがその後もクラスメイト達は、人の目を盗んで、俺に嫌がらせをしてきた。
その度に、俺は耐え、我慢していた。
ちょうど、卒業の時、母さんの仕事で転勤が決まった。大して思い入れのない地元を離れ引っ越した。いじめられていた、俺には都合がよかった、、。
俺の事を誰も知らない中学校では楽に過ごせた。友達もそれなりにできた。
高校では変わろうと決意して、頑張った..けど結果は、ご覧のとおり。
青:「…そういえば、前リスカしようとして用意したカッターあったっけ..。怖くて出来へんかったけど今なら……。」
トントントントン(階段登って自室へ)
青:「あった…。怖いけど苦しくなくなるのかな…。」
青:「(カチャッ)..シュッ..ザシュッ..シュッ」
ポタッ.. ポタタッ..
流れて落ちていく血が綺麗に見えてしまう。
(玄関から)…ガチャッ🚪
ドアを開ける音で我に返り、急いでカッターを片付ける。苦しさを袖口に隠して。
青:「あーぁ、俺、おかしくなっちゃったなぁ、…w」
まだ、つづく(と、思う)
よろしくね
コメント
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うわぁぁ! リスカ系僕大好きです! こんな神作に出会えて光栄です!! 続きあったら楽しみにしてます🌸
続き待ってます!!