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#2「突然の別れと出会い 」
ー自分の家
「はぁ…なんで毎回いじめられるんだろ…。」
今は両親がいない。
父親は海外へ仕事に行っている。
母親は病気で入院中。
「暇だな…」
プルルル…
「…え、家電から?」
珍しいな…家電でくるなんて。
ん?この電話番号…
お母さんの入院している病院…
…!まさか…!?
ー病院
「………」
「ロミアさん、お父様…
残念ながら…」
「それ以上は…言わないでくれないか?
もう…分かってる事だから。」
「そんな…お母さん…。」
…母親が亡くなった。
嘘でしょ…こんな突然…!
「そんな…そんなの…!」
「気持ちは分かる、ロミア…」
お父さんが急いで海外から来ていたらしい。
近いところにいたから。
これから…どう生きていけばいいの?
私…一人暮らし…ってこと?
「これから…どうすれば…」
「ロミア、それなら当てがある」
「…え?」
それは思わぬ返事だった。
当て?どこかに住まわせてもらうってこと?
詳しく聞いてみると、
「絹張」さんと お父さんが知り合いらしく、
相手もOKしてもらえた。
明日から住むことになるらしい。
心広い人でよかったな。
ー絹張家
「てことで、よろしくできるか?」
「えぇ、大丈夫ですよ。」
「よ、よろしく…お願いします…」
普段人と話さないから分かんないよ…
え、これでいいよね…?
「じゃあロミアちゃん入って入って♪」
「はい…お父さんまたね…」
「うん、息子さんとも仲良くするんだぞ?」
「うん。」
息子さんいるんだ…
学生さんかな?
「シルクー?前話してた子来たよー?」
「…えっ…!?」
シルク…!?
も、もしかしてだけど…。
絹張さんって…
「お、マジで〜?…って…!」
「シルク…さん…!」
シルクさん!?!?
え、嘘でしょ、?こんなとこで再会するの?
こんな事ある!?
「…えっと…この前の…?」
「は、はい…。」
「あら、二人とも知り合い?」
「いや知り合いってか…昨日会った…」
覚えてくれてた…?
嬉しいな…。
「そっかそっか〜(笑)
まぁ仲良くしなよ、シルク優しくしてね?」
「わーってるよ!」
今日から…シルクさんと同居…?
てか驚きすぎてもう展開がついていかないよ…
「あ、てか名前ってなに?」
「えっと…ロミア…です。」
そっか、あの時出会っただけで
名前とか言ってなかったもんね。
「ロミア!ねぇ呼び捨てでもいい?
俺も呼び捨てでいいから!」
「いいですよ…?
てか私は呼び捨てはできないので…(笑)」
な、名前呼んでもらえた
てか初っ端呼び捨て…
まぁ親しく感じるしいいけどさ(笑)
「まぁ慣れたらでいーよ! てか敬語やめない?
俺的にタメがいいんだけど…。」
「えっと…わ、わかった…」
「そうそう!ありがと!」
てかシルクさんの笑顔…
太陽みたいに輝いてるなぁ…
キラキラしてる…羨ましいな。
「あ、今部屋多分空いてないから
俺の部屋でもいい?」
「あ、うん…!」
てかこの家広いなぁ…
やっぱりアパート住みの私とは全然違う
これからどうなるんだろ…。