No.5 嘔吐

とってもとってもお久しぶりです︎🙌🏻︎🙌🏻

ちょっと思いついたものが書きたすぎて書いてしまいましたᴖ ᴈ ᴖ

深夜テンションで書いたので雑ですが許してください……🥲

水青気味

嘔吐表現あり

本編4,318文字

🩵💙

水）………

カタカタとタイピング音が部屋に響く。

水）はぁ…終わったぁ！！！

ボフンと背もたれに背中をつけて、思いっきり背伸びをする。

現在深夜の11時。明日締切の提出物を急いで片付けた。

水）眠い…はぁ、…

ずっとぶっ通しでやっていた為、それはもう睡魔が襲ってくる。

寝ようと思ってベッドにダイブし、少しだけスマホをいじることにした。

水）…んふ、っ…

わ、…このイラストすごーい…笑

エゴサをしていると時間があっという間に過ぎてしまう。

みんなすごいなぁ、…

水）……えー…

水）………え？

🩵💙

駄目だ。

駄目だ駄目だ。絶対に。

ここで吐いたら、俺の人生が終わる。

青）…ふ、…ふぅ…、、

ずっと吐いているばかりの深呼吸。もはや深呼吸ではない。

仕事が終わった後、帰ってくる際に壮大な吐き気に襲われ玄関に座り込んだまま。

スーツも脱がぬまま、あっという間に時間が過ぎてしまった。

青）…ぁかんな、…これ…

ホカホカに出来上がった俺の体。

このままじゃ流石にまずいので早く誰かに助けを求めなければ。

ポケットからスマホを取り出し、片手で文字を打っていく。

青）……はぁ…、

吐き気は収まらないまま。

「いまおきてる？」

お願いだ。いつもならこいつは起きている時間。こういう時に限って早く寝んなよ寝てたらまじ殺す。

青）…っ、

「おきてるー」

「なに」

水色のアイコンを眺めていると秒速で既読が付いて返信が帰ってきた。

それをまた即座に返信する。

「ほんまごめんきもちわるいから、」

「へるぷ」

既読が付いて数十秒。

いつもならすぐ返ってくる返信が少し遅い。

「え？？体調悪いの？」

「うん」

ぼーっと明るく光ったスマホの画面を見続けると頭まで痛くなってきた。はよ来いやこいつ…

「えー行くのめんどくさいなあ」

「ないちゃんじゃだめなの？」

人の心というもんは無いのかこいつには。

ないこは忙しいだろうし。

もう駄目だ。吐き気がすぐそこまで迫ってきている。

スマホを床に置き、四つん這いでトイレに向かった。

「え」

「おーいいふさーん」

「え？？おい」

「しんだ？」

🩵💙

…既読が付いたまま返信が返ってこない。

寝たか、吐いてるか。

流石に心配になってきたので今から寝ようと思っていたけど家に行ってあげることにした。

もうパジャマでいいやと思い上着を適当に着て財布、スマホだけを持ち家を出た。

少し歩いていくとコンビニが目に入ったので少し買い物をしていく。

吐き気って言っていたから吐き気止めと、あと冷えピタ。予備に飲み物や簡単なご飯など買っておいてあげた。ぼくえらい。

外は凄く冷えてきて上着を着ていても寒い。早く家に行って暖めてもらおうと思った。

ピンポーン

水）いふくーん、来たよー…

……

ｶﾞﾀｯ…ｶﾞﾁｬ…

水）お、

ゆっくりと開く扉。

青）…ぁあ、ほとけ…

水）大丈夫？来てあげたよちゃんと

青）ありがと、まじ助かる…、

平然と喋っているように聞こえるが、いふくんの顔は真っ赤でゲッソリしていた。

水）ん、ちょっとソファー座っといて、いふくん夜ご飯食べた？

青）ぁ…まだ、…

水）ん、

この人のせいでぐっすり眠れなくなるのは正直嫌だが、仕方がない。後で色々と言われそうだから。

小さいおにぎりと、スポーツドリンクを手にいふくんの元へ向かう。

水）ご飯食べれそう、？無理だったら全然大丈夫なんだけど…、

でも何かは飲んどきな、

青）…だいじょぶ、食べる

1口が馬鹿小さいが、少しずつ食べている。まぁ安心。

水）あ、吐き気だっけ、…一応袋も…、

コンビニで買ってきた時に入れてきた袋を取り出し、そっと僕の近くに置いた。

こんな弱ってるいふくんを見るのが久しぶりすぎてちょっとびっくりしている。

青）…ん、…これ…後で食べるわ…、

水）あ、そう？じゃあ冷蔵庫入れとくねっ

そそくさと余ったおにぎりを取り冷蔵庫に入れる。

水）んー…いふくんベッド行く？流石にソファーで寝るのは良くないと思うし

青）おん…そやな…、

水）…歩ける？

青）……ごめん、ちょい…肩貸して、…

水）ん、…いいよ掴まって…、

僕の肩に腕を回し、ゆっくりと寝室へ向かった。

水）よい、っしょっと…、

青）ぁあ…、ほんま…ありがと、

水）いーよいーよ

少し無言。

水）…今吐き気ある？

青）…ちょっとな、…でもさっきよりかは…

あ、てかいふくんはスーツ姿のままだ。流石に動きずらいし暑苦しいだろう。

水）んー…

とりあえず、着替えよっか。パジャマ持ってくるね、

青）…ん

さささっと洗面所に行ってパジャマを取り、急いで寝室へ戻っていく。

何で僕がこんな目に…とブツブツ心の中で言っているが。

水）…

寝室の扉を開けると、膨らんでいる毛布。きっと寝っ転がっているんだろう。

水）…いー、…ふく ん…

起き上がれる？？

青）…はぁ…っは、…

水）ぉゎ、…

僕が着替えさせるのはちょっと抵抗がある。立派な成人男性の服を脱がせるのはね。うん。

青）ごめん…自分で着替えるわ…、

水）あっ

僕の手からパジャマが抜き取られる。

水）あ、…僕出てくね、？

なんかあったら呼んで…、

青）おん、…

水）……んー

扉の前でぼーっと突っ立っている僕。

眠くて頭が回らない脳みそ。

ｶﾞﾀｯ…

…少し大きめの、何かが落ちた音。

水）？？

今いきなり入るのは申し訳ないから、ちょっと待ってみる。

でも、数秒、数十秒…1分経っても他の音が聞こえなかった。

水）……

水）いふくーん…？…入るよ、？

扉をノックしても静かなまま。

そーっと扉を開けてみた。

水）…ぇえ゛…？！ぇ、っあ…

だ、っ大丈夫…？

青）っ…ふ、…

ぐったりと床に座りベッドに伏せていて、駆け足で青髪に近づいた。

水）ゎゎ、…っ…

下着姿では何かとまずいので早急にパジャマを無理矢理腕に通し着せてあげた。

水）っちょ…おもーい…、

全体重を僕の方に寄せてきて潰れそうだが、まぁ許してやろう。

青）…は、…ぁぁ…ごめん…、

水）っあい！！もう寝よ！！

（ほぼ強制的に）ベッドに寝かし、ため息をつく。

水）はぁぁ…、

水）……あ、冷えピタだ、…

と、その前に体温計。

一安心ついた所悪いが、ちょっと小声で聞く。

水）いふくん…体温計どこにある？

青）…ぇえ、あ〜…あの、…

青）そこの…棚ん中…かも、

曖昧な返事だけど、あることを願ってガサゴソと棚の中をいじった。

水）…あ！！あった〜、♩

ピピピと響く体温計の音。

水）…うん、…んー… 高いねぇ…

水）あんたこれで仕事行ってたの？ww

青）あぁ…w

水）はいはい、wとりあえず貼るから！！w

青）う〜ぃ…w

青）…は、っ…

水）………

浅い呼吸音。

水）…

青）っふ…゛…ぅ…、

たまに紛れ込む嘔吐き声。

袋を持ちこっそり近付く。

青）ぅ、…

水）…はっ、あぁ…

青）おぇ゛…、ッ

ピチャピチャと袋の底から嫌な音がする。

袋を口元に固定させながら、背中をさすってあげた。

水）…んん、

誰か呼んだ方がいいのかな、と呑気に考えているように見えるけれど内心はめちゃくちゃ焦っている。

なんせ、いつも僕のことを弄ってきて大人びてるいふくんがこんなにも弱ってるからね。

青）う゛…っは、…ぉぇえ゛…ｯ、

青）はぁっ…は…ぅ…、

水）…ん…、よし…

袋の口をキュッとしめ、足元に置いた。

いふくんの肩をに手を少し置き揺らす。

水）いふくん、…起きて、

青）はぁ…っ…は…？、

水）…あ、起きたっ、？

淡い青色の瞳と目が合う。彼は困惑しているような様子でこちらをじっと見ていた。

水）だ、大丈夫…？

水）さっき吐いちゃったから…起こしたんだけど…、

…また少し無言。

青）ぁあ…そか、…ごめ…っ…

水）ぁ謝んないの、ないちゃん呼んだから…とりあえず安心だね、

青）ん…っ、ちょ…きて…

手招きされて、少し遠慮したが不満そうな顔をして体を寄せる。

青）吐く、っ…゛…ぅ゛…

水）あ！！吐く？！ちょっ…、！

先程袋は使ってしまって、もう他のものが無い。急いで近くにあったゴミ箱を手に取り口元へ寄せる。

水）はぁぁ…危なぁい……

青）おえ゛…ｯ、…ふ゛…

水）…吐き気止まんないねぇ…、

辛そうに顔を歪め、吐き続けているいふくんを見るとどうにも心配になってしまう。

青）ぅ…゛…、

水）んー…寝たら治るかな、

青）っは…は…〜…、

🩵💙

青）……

青）…ふ、……ん…？、

目を開けると、丁寧に毛布がかかっていてふかふかなベッドの上だった。

青）…はっ…？

<ちょっ゛…~!!w…~w

<…~…w

リビングからうるさい声が多数。

俺がぶっ倒れて色々迷惑をかけてしまったことに今更気付いた。

青）はぁ…、っ

ゆっくり起き上がって、のそのそと部屋を出る。

まじでやらかしてしまった…

ｶﾞﾁｬ…

水）ちょっ、

水）ちょっとないちゃん！！ww

桃）ははｯ、゛w

青）………

水）ねぇ゛!!返して！！w

桃）やっ、やだね~w

こいつら人の家の中で何してるん。

青）…ｯ、…わ…

水）へっ、？！

桃）おぉ、…え…？

桃）…ぇっ、えまろ？！

青）…は、 …

ぐわんと視界が揺れて、足元がふらつく。

その衝撃で尻もちをついてしまった。

水）ぇ、っあな、なんで起きてんの…！

青）ご、ごめ…っ、

桃）もしかして、…俺らうるさかった、？

鋭いところを突かれて、ちょっと肩が跳ねるが。

水）えぇ゛ほんとごめん!!寝よ！！

青）あ~…はぁ…、

青）…もう結構元気…やけど…w

桃）駄目駄目！！はよ寝ろ！！

水色頭とピンク頭がなにやらワチャワチャ騒いでいるが、そっとしておこう。

とりあえず、ふらついているから座りたい。

青）…じゃ、ソファにいるわ…、

水）…もぉ…w

青）…へへ、っw

🩵💙

よければ♡、💬下さい💘