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奏視点


1日の終わり,既にすやすやと眠っているアイを見る

アイ「く……ぅ……」

彼女は偶にこうして唸る時がある

アイ「I don’t need a future!So…so…already…please forgive me…!」

そして彼女は毎回こう言うのだ

僕はあまり英語が分からない

だから明日,英語が得意と言っていた望月さんの所に行こうと思う

そしてその明日になった

僕は直ぐに望月さんの所に向かった

望月「あれ,神楽さん?」

奏「望月さん!ちょっと教えて欲しい事があるんです!」

僕は出迎えてくれた望月さんにそう言った

奏「アイが悪夢を見る時,必ず英語で言う言葉があるんです

それを教えて欲しくて…」

望月「なるほど……どんな感じだったか覚えてますか?」

確か…と僕は思い出す

奏「I don’t need a future!So…so…already…please forgive me…!

だった気がします!」

それを聞いた望月さんは驚いた顔を浮かべた

望月「良いですか,心して聞いてください

彼女は……」

望月さんは一幕おいてこう云った

望月「未来なんて要らない!だから…だから…もう…許して下さい…

こう,云っています」

奏「ええっ…?!」

僕は驚いてそんな声を上げた

途中からやって来た和宮さんが口を開いた

和宮「彼女はきっと何かに取り憑かれてますね

それは私達に祓えない巨大な強い何か

多分,ずっと前から。10年くらい前かもしれません」

そんな前から……?!

僕は驚愕した

『私,知ってるわ』

いつの間にか居た闇ノさんがそう云った

『ヒントは悪魔と天使よ

アイに取り憑いてるのは天使』

それだけ云って闇ノさんは霧の様に消えて行った

何故そんなに闇ノさんはアイの出生を知られるのを嫌がってるんだろうか

僕達は分からずにただその場に立ちすくんでいた









『“来れ。闇の同盟よ。我は汝を召喚する

ここに悪魔との契約によりシノノメ・ユーハンをこの世界へ導き給え”』

外に出たシュリがそう言った

其処からユーハンという男が出て来た

ユーハン「良かったのですか?あんな事を言ってしまって…」

『良いじゃない』

ユーハン「はぁ…」

ユーハンは思い浸る様に目を伏せた

『ユーハンこそ,アイに会わないの』

シュリは疑問系を付けずにユーハンに聞いた

ユーハン「私が今更現れたって……困惑させるだけでしょう」

シュリは確かにと云う顔をした

『“実の父親”が現れるのは困惑するわね』

シュリは少し息を吸って云った

『アイ・カネシロ…いえ,シノノメ・アイ

貴方と“私に指輪を託して亡くなった”前主の間に生まれた子』

彼女は笑っては居るが,悲しい目をしていた

いつか合わせてやりたいものだ

そう考えてシュリはユーハンと帰路についた


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

明かされた僕(アイ)の父親

これからどうなるのか,皆様どうかドキドキしながら次の話をどうか気長に待ってて下さい!!!!!!←←←

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