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シャケの治療が終わると、次々と運ばれてくる人達を治療していった。
一度裏切ってしまうともう、どうでも良くなってしまった…。
あれから何時間だったかは分からない。
しばらくすると、みんなのインカムからジジジという音がなり、喜び始めた
md「よっしゃあー!!!!」
md「良かった、泣」
…wt国が勝ったのか…
しょうがないか。
いくら情報戦でこちらが勝っていたとしてもwt国に人数差で負けている。
それに治療すれば動けるやつはすぐ元いた場所へもどっていく。
だけどA国は…?
wt国に人数差がある上にけが人を治療するやつが居ない。
というか、元々A国に医療班という班はない。
wt国は15人ほどいるが、
A国は俺と、あともうひとり…2人でやっていた
今回はシャケが強いため、戦闘もできる彼は前線に行っていたから、医療班は俺一人だった。
…どうなったんだろう…
そう思い、俺はA国へ向かおうとした
ドン
kn「うわっ、!」
br「ごめ、!」
「っ!きんさん、、!!ありがとう、!!!」
そう言い、Broooockは俺を抱きしめる。
その時耳元で
br「…みんなはきんときがスパイだって知らないから大丈夫だよ。wt国の幹部だと思ってるから。」
それだけ言うと俺から離れ、ある事を伝えるとシャケの元へ向かった。
「スマイルとNakamuが総統室で待ってるよ」…か…。
行きたくないな。
何を言われるのだろう。
俺はもう彼らと一緒に居ることは出来ないのに。
俺は総統室ではなく、森の方へ入りA国へ向かった
──────
A国へ着くと周りは変わり果てていた
…何…これ…
道中はもちろん、城の周りもA国の奴らが倒れている
治療場の方へ行くと沢山の人がいた
…もうみんな時間が経ちすぎていて助からない。
??「っ、!おい、、!」
後ろから大きな怒鳴り声が聞こえた。
…A国の幹部だ
md「お前どこいってたんだ!!こんな時に!!」
「お前のせいで、、!お前のせいでこっちは負けたんだぞ!!!」
kn「…ごめん…。」
md「っ、!くっそ、、いつも通りお前が情報集めたんじゃねぇのかよ、、!」
…集めた。集めたよちゃんと。
でも負けたんだ。
きっと、俺がA国にいて、彼らを治療したとしても負けていただろう。
…だってwt国の幹部全員強いもん。
俺が1番知っている。
A国の誰よりも。
md「…もうみんな死んだ、お前のせいでだ、、!今ここでお前を殺してやる、、、!!!」
そう言い、剣がこちらへ振り落とされる
俺は強く目を瞑った。
…?
痛くない…?
そう思っていると、カランと剣が落ちた音が聞こえた
恐る恐る目を開けると、目の前にはスマイルがいて、A国の幹部は声もあげずに死んでいた
sm「…総統室に来いって伝言貰ってたと思うんだけど。」
今までよく聞いていた怒りの声よりも低い声。
kn「…俺はA国の人間だ。そっちには行かない。」
sm「シャークんや他の奴らを救ったのにか?」
…っ…。
俺が何も話せずにいると、スマイルは大きなため息をつき、インカムに話しかけた
sm〈きんとき見つけた。そっちに連れてく〉
それだけ吐き捨てるとスマイルは力強く俺の腕を掴みwt国の方へ歩いていった。
俺はその間、抵抗も何もしなかった。
A国が負けたとなると、A国の総統が死んだということ。
それなら俺はもうA国にいる意味が無い
wt国へ行って殺されよう…そう思っていたから。