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『一章 終わりの始まり』
柳「瑞稀は19時30分あたり何してたんだ?」
荒「俺?実はさ…モノクマに対抗するために人を集めて相談会をしてたんだ」
柳「誰を集めて?」
荒「えっとな、きららと嵐とチハヤ、あと心と八重だな」
柳「…どこで相談会を?」
荒「カラオケだよ、…悪かったな誘えなくて」
柳「いや、全然いいよ」
なんとなくメンバーを聞く限り力が強かったり、行動力がありそうだもんな…
コトダマ→荒川瑞稀の証言
相談会以外のメンバーは、飯田橋とさえさんとほむらさんと由鶴と蛇足さんと円成さんか…
柳「蛇足さん、ちょっといいか?」
蛇「構いませんよ」
柳「19時30分ごろ、どこで何をしてた?」
蛇「食堂で最期の晩餐を取っていました。円成さんも一緒でしたよ」
柳「最期の晩餐?」
蛇「えぇ、最期に美味しいパンとスープでも飲もうと思いまして」
蛇「…不謹慎ですが、氷見さんのお陰で命拾いしました。…でも、複雑ですね。」
柳「…」
蛇足さんは長いまつ毛を震わせ、悲しげな瞳をしていた。
出会って数日とは言え、やはり人が死ぬのは悲しいものなんだ。
コトダマ→蛇足吾郎の証言
その時だった。
火「おー!帰ってきたぞ!ミライ!」
ほむらさんと、無理やり連れてこられたであろう飯田橋の姿があった
火「ほら!パソコンのデータ持ってきたぞ!あとついでに飯田橋もな!」
飯「うぅ…」
柳「半泣きじゃないか…。まぁありがとう、ほむらさん」
火「漢なら女子は呼び捨てだ!もっと自信持てよ!名探偵!」
柳「わかったわかった」
少し強引にパソコンを取り上げて、中身を見た
〈データ〉
19時 氷見かりん
19時20分 荒川瑞稀、チハヤ、星空きらら、弓立嵐、薬代心、剣地八重、火ノ川ほむら
19時25分 蛇足吾郎、円成みかり
20時50分 柳沢ミライ
20時55分 天谷由鶴
21時20分 飯田橋、舞園さえ
飯「多分…正確な情報だと思う」
火「間違ってたらどうすんだよ」
飯「…せ、切腹するから許して…」
柳「そこまでしなくていいだろ…」
気になることはそこまでないな
飯田橋が作ったからか、飯田橋の下の名前は書いてないな
それはさておき、一番最初に部屋を出たのは氷見か…
コトダマ→外出データ
柳「…なぁ、火ノ川はこの時間」
その時だった
モノクマ『はいはーい!おまちかねの学級裁判の時間でーす!噴水前に集まるように!』
火「…もうそんな時間か」
柳「…そうだな」
飯「は、はやく行かなきゃ。オシオキされちゃう…」
そう言い、小走りで飯田橋は先に出て行った
【噴水前】
もう裁判場へ向かうエレベーターが来ており、みんなが乗り込んでいる
火「…おい!ミライ!」
柳「うわっ!びっくりした…急に声大きくするなよ」
火「悪かったな!ただ…」
火「お前にはあたしがついてるから、とことん自由にやれよ」
柳「は?」
火「他の奴らも自由にやるだろうし!探偵だろ!?頑張れってことだよ!」
柳「わかったよ…」
そう言いながら、エレベーターへ乗り込んで行った