若づくりのつづきです。
山本氏の集金作業は上手く言った。1日三軒ほど周り、不在を除き、殆ど支払われた。「御免下さい、デイケア:フレンドのものです。本日はご弁済のほうを」ドアが僅かに開き、封筒を握った手だけが出て来る。「確認したら早くお引き取り下さい」とばかりで有る。帰社し、封筒のものを担当に渡した。彼がどうやって上手く集金するのか話題になった。アポ取りの女がある日、跡をつけ様子を伺った。彼女は腰を抜かさんばかりに驚いた。山本氏はヤクザ金融並みのトークで集金していたからだ。担当は対面トークのスクリプトも電話と同様にやっていると思っていた。山本氏は呼ばれ、「もう少しキチンとやってくれ」と言った。山本氏は「滞納の集金をどうやってキチンとするんですか?」と言った。「安いデイケアじゃ無いと困るんでしょう?うちは何処より安いと言ってましたよね?」担当はビビり、何も言えなかった。情けないヤツで有る。今や完全に山本氏のペースで有り、彼のお陰で給与が支払われた。
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