かつて、異能は「天より賜りし奇跡」と讃えられs。
しかし、真の極致、すなわち「異能演舞」に至れる者は、わずかなる数に過ぎざりき。
異能演舞とは、己が魂と重ね合わせ、物語を編みて力を昇華せし究極の業なり。
この演舞、古より秘されし技なれば、時を経るごとに用いる者も絶え、次第に発動は困難を極めるようになりけり。
異能者の記憶と血脈に眠るこの力も、沈黙により深き眠りへと誘われた。
されど、一人が異能演舞を呼び覚ます時、波紋は水に広がるがごとく、他者にも伝播し、眠れる力は目覚めやすくなるものなり。
これを「演舞の伝染」と称する。
霧島が異能演舞を解き放ちし時、響きし波紋は、他の異能者たちの魂をも揺るがし、彼らの内に潜む演舞の門を開かしめたり。
そして、その波は、ライアにも届きぬ。ライアの異能「カオスリバース」は演舞の境地へと至り、新たなる姿を現しけり。
カオスリバース・演舞形態:「破戒」
この演舞は、破壊を糧とし、身を損じるほどに強大な力を得るものなり。
傷つき、砕け、壊れるほどに、力は果てしなく増幅し、やがては世界すら呑み込む混沌となる。
ライア:「…霧島。お前が演舞を使ったおかげで、俺もまたこの力に至れた。本当に、お礼を言わねばなるまいな。」
ライアは血に濡れし拳を見つめ、笑みを浮かべたり。彼の周囲はねじれ、亀裂を生じ、現実そのものが壊れ始めるかの如し。
ライア:「さぁ、ここからは真の地獄。壊れて壊れて、さらに壊れよ!破戒の舞、存分に見せてやろうぞ!」
この時、異能史は再び動き出した。伝染する力は、さらなる者たちをも目覚めさせ、戦場は狂乱の渦へと飲み込まれてゆく…。
※暇だし平安風