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「おい、起きろ。目的地に到着したぞ。」
新米隊員 レン は、上司・レオン の声で目を覚ました。
まぶたを開けると、目の前には戦国時代の京都の風景。
「……って、おい!! なんでみんな飲んでるんだよ!?」
周りを見回すと、すでに隊員たちは居酒屋でくつろいでいた。
レンの上司であるレオンは酒を片手に、技術担当のアリサは団子を頬張り、歴史マニアのジョニーは武士と仲良く喋っている。
一人だけお目付け役のカレンが激怒していた。
「お前ら、仕事しろおおお!!!」
「本能寺の変を阻止しないとダメなんだぞ!!」
レンが必死に説明するが、ジョニーはニヤリと笑ってこう言った。
「まぁまぁ焦るなって。光秀が謀反を起こす理由がなくなれば、戦いも起こらないだろ?」
「だから、それをどうするか考えるんだろ!」
「もう解決した。」
「は?」
ジョニーは得意げに親指を立てた。
「俺、信長にラーメンを教えた。」
「お前えええええ!!!!」
信長はラーメンに夢中になっていた。
「これがラーメンか……うまい!! うますぎる!!」
そして、戦の準備を放り出してラーメン作りに没頭し始めた。
「明智、これを見よ! 新しき時代の味じゃ!」
「ははーっ!! まことに美味でございます!!」
……ん?
「おい、ちょっと待て光秀! お前、謀反起こさないと歴史が変わるぞ!」
「謀反? そんなもの、どうでもよい! わしは……信長様とともにラーメン職人になりまする!!!」
「……終わった。」
📍 結果
✅ 本能寺の変が発生せず、信長がラーメン大名に
✅ 明智光秀、謀反をやめてラーメン職人になる
✅ 戦国時代、ラーメンブームが到来
✅ 織田家、天下統一よりラーメンの発展を優先
「お前らああああああああ!!!!」
レンの叫びが、戦国時代の夜空に響き渡った。
――第一話『信長、ラーメンにはまる』 完