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戦国時代は変わり果てていた。
信長が天下統一を放棄し、ラーメン事業を拡大したせいで、戦国大名たちは次々と「ラーメン戦争」に巻き込まれた。
徳川家康:家系ラーメンを展開。「江戸家系」の元祖となる。
武田信玄:濃厚味噌ラーメンで甲斐を席巻。
伊達政宗:具材にずんだを入れてしまい、仙台で炎上。
豊臣秀吉:???
そんな中、歴史修正のため大阪へ向かったレンたちは、
衝撃の光景を目にする。
「うおおおおおおおお!!!!」
大阪城の城門の前で、ラーメン二郎のような爆盛りラーメンを食らう男がいた。
レンたちが近づくと、男は汗を流しながら天地返し(※)をキメていた。
(※天地返し:麺と具をひっくり返して混ぜる技術)
「すごい……誰だあれ?」
「まさか……豊臣秀吉!??」
秀吉は巨大な丼を持ち上げ、満面の笑みで叫ぶ。
「これぞワシの天下泰平ラーメン!!!」
「レン、お前の担当、説明しろ。」
レオンがため息をつく。
ジョニーは笑いながら説明を始めた。
「いや~、ちょっと秀吉にラーメンの楽しさを教えたら、彼なりに究極のラーメンを目指し始めたみたいで。」
「なんで二郎系にたどり着くんだよ!!!」
「ワシは考えたのじゃ!」
秀吉がこちらに向き直る。
「この世の戦は、すべて『腹が減る』から起きるのではないか?」
「ならば……腹が満たされれば戦争はなくなるのではないか!?」
「……え?」
「つまり!! ワシは戦国大名全員に、この二郎系ラーメンを食わせ、満腹にして平和を実現するのじゃ!!!」
「歴史が……どんどん崩壊していく……!」
📍 結果
✅ 豊臣秀吉、天下統一より二郎系ラーメンの拡大に邁進
✅ 全国の城がラーメン屋に改築(大阪城 → 二郎大阪本店)
✅ 「戦国デカ盛り時代」突入
✅ 関ヶ原の戦い、ラーメン大食い対決に変更
✅ 江戸幕府、ラーメンチェーン「ラーメン幕府」として成立
「やばい……歴史どころか、世界観が完全に変わってしまった!!」
レンの叫びが、大阪城の上空にこだました。
――第二話『秀吉、二郎系を極める』 完