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静かな空間で体を重ね合う背徳感。
「あ…っ!ゾロ、も、う…」
「……あぁ」
お互い限界が近いとわかったゾロが手の動きを速める。それと同時にサンジのモノの先端に爪を立てれば、サンジの身体がビクリと跳ねた。
「んん…ッ!!は、ぁ…っ!」
「…イけよ」
耳元で囁かれたその声に反応する余裕もなく、サンジはゾロの手の中に白濁を吐き出す。そしてそのまま身体をクタリとゾロへと預けた。
「気持ち良すぎて声も出ねえか?」
「る、せぇ……」
サンジが息も絶え絶えにそう答えれば、ゾロはサンジの腰を支えながらゆっくりとソファへと押し倒す。そして自身のズボンを下ろせば、それをサンジの足の間へ入り込ませた。
「あ……っ」
「ん?」
「……挿れねえのかよ」
「あ?」
「…準備のついでに色々終わらせてきてんだよ言わすんじゃねえ」
サンジは顔を真っ赤に染めると、ゾロから視線を逸らす。ゾロはその反応にニヤリと笑うと、自身をサンジの秘部へと押し当てた。
「ん……っ!」
「……知ってるか?」
「……あ?」
「俺はな、テメェが準備してるとこを見るのが一番好きなんだよ」
「……!!ふざけんな…ッ!このエロマリモ!!」
「ああ?誰がエロマリモだ」
ゾロはそう返しながらゆっくりと自身を埋めていく。その圧迫感はじわじわとサンジの身体を侵食し、それはゾロが自身を全て埋めきった瞬間限界を迎えた。サンジは縋るようにゾロへ腕を伸ばす。その姿にゾロは一瞬目を見開いたものの、すぐにいつもの表情に戻りその身体を抱き起こした。
そしてそのまま再びソファに押し倒すと、ゆっくりと腰を動かし始める。その動きに合わせるようにサンジの口から甘い吐息が漏れるのを耳にしながら、徐々に速度を上げていく。その動きに合わせて揺れる身体は酷く艶かしく、快感に耐えようと歪める顔はゾロの欲を掻き立てた。
「…ぁ、ア…あ」
白い肌が差し込む月の光に照らされて
「ゾロ……っ!も、う……」
その眼に涙を浮かべながら、ゾロを求める。その姿はいつものプライドの高いコックではなく、自分だけが知る姿。その事実にゾロはよりいっそう煽られるのだった。
「あ!あぁっ!!ゾ……ロ…ッ!!」
「……っ」
サンジの締め付けにより限界を迎えたゾロはそのまま欲を吐き出す。そしてそのままゆっくりと自身を引き抜けば、その刺激にサンジの身体がピクリと震えた。「ん…」と小さな吐息と共に開かれた瞼は、潤む。
「最高だな」
ゾロはニヤリと笑うと、サンジの身体をそっと抱きしめた。その温もりを感じながらサンジもゆっくりと目を瞑る。
「そういや、ウソップの奴が結構外まで聞こえてるって話、してたな」
何気なく呟いたゾロの言葉に、一瞬にして表情が変わるサンジ。みるみるうちに血の気が引いてゆく。
「え……っ、あ……」
「ま、聞こえちまったもんは仕方ねえだろ」
ゾロはサンジの腰を掴むとゆっくりとそれを引きながら、最後に勢いよく突き入れた。
「……ッ!ぁあっ!!」
その瞬間ビクリと身体を揺らすサンジ。その仕草が酷く可愛らしく思えてしまうのだから仕方がない。
ゾロはニヤリと笑いながら自身の髪をかきあげた。そしてそのまま腰を動かし始める。
「ん…っ!!はっ、あ…!あァ……ッ!」
「ほら、声出てるじゃねえかもっと聞かせろよ」
「や、だ……ッ!あ……っ!」
サンジはゾロの首に腕を回すとそのままその肩口に顔を埋めた。そして必死に声を抑えようとするが、快感には抗えずに甘い声を漏らす。そんなサンジを見下ろしながらゾロはその腰を動かす速度を上げた。
「あ、あ……っ!ゾ……ロ……!も、う……!」
「……ああ」
ゾロはそのまま深く自身を押し込み、最奥へと熱を放つ。それと同時にサンジも果てた。
「昨夜はお楽しみだったみたいね」
朝日が差し込むキッチンでコーヒーを口にしていたロビンが静かに言った。
「ああ?」
「…気づかなかった?」
「何がだ」
ゾロがそう聞き返せば、ロビンは軽く息を吐く。そして静かに口を開いた。
「サンジが起きてこないのよ」
「あ……」
それを聞いた瞬間、昨日の出来事が頭をよぎる。思わず苦笑いを浮かべたゾロに、ロビンはその穏やかな笑みを返した。
「加減はしてあげてね」
「ああ……わかってる」
そう言ってゾロが席を立とうとしたその時、キッチンのドアが開く。そこにはサンジが立っていた。
「お、ロビンちゃんおはよ!」
「あら、おはよう。昨日はよく眠れた?」
「……え!あ……っ!う、うん!」
サンジは焦ったようにそう答えると、そそくさとキッチンの奥へ向かっていく。
その後ろ姿を見ながらロビンは小さく笑い
「ふふ、可愛いわね」
「何がだ?」
「いえ?別に」
ロビンはそう言って、またコーヒーを口に含む。ゾロはその様子を見ながら、ロビンに背中を向けてドアへと向かう。その途中 キッチンを出たところで、サンジとすれ違う。一瞬目が合ったが、すぐに視線を逸らされてしまった。 顔を真っ赤に染めるその表情を見て、ゾロの口元が緩む。 お互い変な気を遣ってしまったようだ。
(もう少しだけこの関係を楽しむか……)
そう思い直したゾロは、そのまま甲板へと続く階段を上がっていったのだった。