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ピピピ ピピピ
といつもと変わらない目覚まし時計の音。
その音で現実へ戻される。
その音を消そうと、音が聞こえる場所に
手を伸す。
そして、その音の原因と思われる物体に
手が軽く当たる。
その物体の上を軽く押す。
すると、音が部屋に吸い込まれたかのように
音が消える。
その事を確認して、僕は重い身体を起こす。
少しぼやけてる部屋を見ながら、
目を軽く擦る。
はっきり見えてくる部屋を見ながら、
また一日が始まる事を確認する。
僕は、ため息をしながら足を床に付ける。
冷たいなと何となく思いながら、
ゆっくりと、ヨロヨロと歩きながら、
自分の部屋を抜けるドアへ向かって行く。
ドアノブを掴み、ギーという嫌なら音を
聞きながら、少しずつ、ゆっくりと
ドアを開ける。
すると、その隙間から温かな空気が流れてくる。
僕は、その温かさを求め、自分の部屋を
後にする。
380Tap
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