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おはようと二種類の声がする。
一つは、優しく温かみのあるお母さんの声。
もう一つは、低くく、男性的なお父さんの声。
「良く、眠れた?」と優しくお母さんが声を
掛けてくる。
それに、僕は「うん、眠れたよ」と言い、
お母さんを安心させる。
お母さんが作ってくれたフレンチトーストを
手で掴み、口へ運ぶ。
サクッと言う音がリビングに響く。
フレンチトーストを全て食べ終えると
お母さんがニコニコと微笑む。
親指と人差し指をお互い擦り合わせ、パンくずを
皿の上に落とす。
そこに「高校生活楽しんでおいで」と微笑み、
温かいココアを持ってくるお父さんを 見ながら、僕は 「楽しんでくる」とお父さんに
微笑み返す。
僕のお父さんは、小さな会社の社長で、
どちらかと言うと裕福な生活をしている。
親子喧嘩も僕の記憶内では、 したことがない。
家族三人平和に楽しく暮らしている。
そんな生活が僕は、好きだ。
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