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偽婚 ~ 3
「 結婚しよう? 」
両親からの勧めにより、あれから長時間と頭抱え悩んだ
別に好きでも無い。そんな関係までいくほどの関係ではない。
不適切ところはたくさんあった
だけど生みの親でもない両親のため
もうこんな追い詰められる人生から逃れるため
僕は心に決心をした。
翔也 : 「 … 碧海、 」
碧海 : 「 翔也〜! 」
翔也 : 「 …… 」
碧海 : 「 なんかあった? 」
翔也 : 「 あのさ、 」
碧海 : 「 ? 」
翔也 : 「 け…っ… ん… 」
碧海 : 「 なんてなんて 」
翔也 : 「 … 結婚しよう!!! 」
碧海 : 「 結婚…? 」
ああ何馬鹿なこと言ってんだ。笑
気を抜けてたら僕の口はいつの間にか動いていた
告白を告げられた碧海はぽかんとした顔をして
数分の間口を開け固まったままだった。
やっちゃったなー、笑
もう終わりだ。やっぱりお母さん達にきちんと言おう。
と、考えてた時
碧海 : 「 なあ翔也? 」
翔也 : 「 ん、 」
碧海 : 「 それホンマに言うてるん?(頬口) 」
チュッ
翔也 : 「 へ…? 」
碧海 : 「 俺がキスしても本気って言えんの? 」
翔也 : 「 いやえっと、あの、これは、 」
碧海 : 「 はっきり喋ってや もっかいせなあかん?(頬口) 」
チュッ…チュ……(長)
翔也 : 「 ひゃっ…// 」
碧海 : 「 ん?笑 」
キスをされた。
なんの関係でもないただの友達なのに。
心臓はドクドクと何時も(いつも)よりも波を早く打つように
胸を高ませた
顔全体は次第に赤くなり、自身で体温も分かるくらい
体が勢いよく熱を上げてきた。
碧海のキスは暖かくて柔らかくて…
今すぐにでもその気持ち良さに溺れてしまいそうだった
だがそんな考えは僕には必要無い
だって僕は碧海の事恋愛対象じゃないから。
でもキスされたにはどうしようも無い
このまま偽装っていくしかなかった。
碧海 : 「 なあ…ホンマなん? 」
翔也 : 「 う、うん…? 」
碧海 : 「 へえ。ホンマなんや。笑 」
翔也 : 「 … 」
碧海 : 「 そんな感情抱いてるとか知らんかったわ 」
「 もっとはよ教えてくれば良かったねんで?笑 」
翔也 : 「 まあ…うん…… 」
碧海 : 「 ほな両親挨拶でも行くか?笑 」
翔也 : 「 えもう? 」
碧海 : 「 え?あれ本気ちゃうかったん? 」
翔也 : 「 いや…… 」
碧海 : 「 じゃあ行くで 」
翔也 : 「 え、あ、心と頭が… 」
急遽な予定によりさっそく両親挨拶へ。
僕はなんとも言えないこの複雑な気持ちだった
きっと本気なのだろう。
こちらをニヤッと見つめ腕を引っ張っていった。(誘導)