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赤嫌われ
Part2
棺桶で眠っているパパとママはどことなく今すぐにでも
『赤!』
と名前を呼んでくれそうで
今にも起きてきそうだった
兄弟もおばあちゃんもおじいちゃんもおばさんもおじさんもみんな泣いてる。
嫌という程俺のパパとママはもうこの世に居ないんだと実感させられる。
俺は嗚咽が出ながら泣いていた
涙が止まらない。
この苦しみは誰と分かち合えばいいのか
わからない
パパとママのお葬式が終わって
おばさんとおじさんが何かお話してる
そっか、俺これから親がいない子っていう目で見られるんだ
パパとママがいない俺の人生には何が残るの?
兄弟は、
最近ずっと話してないな、
急にお話したくなってきた。
こんなこと初めて、不思議だな
どこにいるのかな
『おばあちゃん、俺のお兄ちゃん達しらない?』
おばあちゃんが目を見開く。
そんなにびっくりすること?
確かに初めてお兄ちゃんって呼んだけど、
『何を言っているんだい?そこにいるじゃないの?』
???
???
???
おばあちゃんが指を指したのはお葬式中ずっと隣にいた男の子
?
これがお兄ちゃん?
あれ?
、、、
お兄ちゃんの名前なんだっけ、