物の気持ち① 消しゴム
産まれた瞬間から死を約束された人間と同じで、僕にも寿命はある。
ペットボトルや紙のように新しく生まれ変わる事もない。
消しカスとなって散る。
たまに練り消しとして再利用される時もあるんだけどね笑
僕が寿命を迎えた時はきっと誰かの役に立てたということ。
僕を使ったことがある人は分かるはずだ。
授業の時やテストの時、君たちの間違いを修正するのが僕の役目なんだ!
僕が居ないと困るだろ?
それに、修正するだけが僕の仕事じゃない。
シャープペンシルの芯が折れないようにとクッションの役割を果たしているんだよ。
なのに君たちは「消しゴム」としての僕じゃなくて、「クッション」としての僕を使う。
そしたら、だんだん小さくなって「クッション」としての役目を果たせないじゃないか!
だけど、それは君のピンチの証でもある。
シャープペンシルの裏の消しゴムを使うなんて、、、
大方消しゴムを家に忘れたんだろ笑
でも、最近はアナログからデジタルに変化しつつある。
というか、変化を遂げてしまった
確かに、デジタルの中にも僕は存在する。
機械が壊れない限り死なない。
いいこと尽くしだと思うかもしれない。
けど、アナログの頃に戻りたいとも思う。
薄いビニールテープに巻かれ、新雪のような白さで、まだ新人である僕が変化を遂げいていく
あの感覚が心地よかった…
ああ、まるでアナログからデジタルに変わった時と同じような感じだ。
時の流れは恐ろしいと常々思うよ
だから君たちには感謝している。
「僕を使ってくれてありがとう」とな
あと、僕が言いたいことはただ1つ
「忘れ物はするな笑」
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