小さい頃から、私には親が居ない。
だから、施設で育ってきた。
でも、3歳の時に叔母さんに引き取られることになった。
叔母さんとの生活は、充実していた。
ちゃんと、保育園にも通わせてくれた。
いつも朝早くに起きて、私のお弁当を作ってくれる。
叔母さんには、ホントに感謝しかない。
でも、叔母さんには、私が5歳の時に、愛人が出来た。
それから、帰りも遅くなり、お弁当も作ってもらえなくなることが増えた。
その後、叔母さんは私が仲良かった子の家に預け、姿を消してしまった。
毎月、お金は通帳に振り込まれていた。
私が預けられた友達の名前は、大獅朗。
私の、5歳歳上のお兄さん。
身長も高くて、いつも優しい。
一緒に遊んでくれることも沢山あった。
でも、あの時までは、私たちの関係が変わるとは思っても居なかった。
私は小学校に入学した直後、倒れてしまった。
大獅朗のお母さんにも私は身体が弱いことを伝えていなかった。
そのせいで、大獅朗や他のみんなに迷惑をかけた。
そのことがあってから、大獅朗は私の傍にいることが、多くなった。
気を遣わせてしまって申し訳ない。
大獅朗は、他のみんなと遊んだりしたいはずなのに、私のせいで遊べない。
それから、5年後。
私は、6年生になった。
大獅朗は、高校1年生。
身長も、30cmほど離れている。
大獅朗は、学校が終わると小学校に私を迎えに来てくれる。
いつも、友達に付き合ってるって言われるけどね。
私と付き合ってるなんて、大獅朗は言われたくないだろう。
だって、大獅朗にはきっと好きな人がいるから。
でも、実を言うと、私は大獅朗のことが好きだった。
そんなある日、大獅朗といつものように帰っていると、急にキスをされた。
私は、意味が分からなかった。
なんでキスをしたのかも。
なんで私なのかも。
その後、大獅朗から
「付き合って欲しい。」
と、言われた。
私は、
(からかってるだけだよね。)
と思っていた。
でも、嘘じゃなかった。
大獅朗は、真剣な顔で私に付き合って欲しい。と言ったからだ。
私は、
「はい。私で良ければ、付き合おう。」
と答えた。
大獅朗は、嬉しそうだった。
それから、大獅朗は私にキスをしたり、一緒にお風呂に入ったり、一緒に寝たりした。
学校に迎えに来るときも、わざと、手を繋ぐ。
ホントに、付き合ってるってことも1部の人には広まっていた。
でも、私は良いかな。と、気にしなかった。
時は流れ、もう少ししたら、クリスマス。
クリスマスも、2人で過ごす予定だ。
クリスマスは、何しようかな。
そう考えながら、今日も1日大事に過ごしていく。
小説描いたから読んでね!!
コメント
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面白い! 神作だね!