ゆあです。
4作目のストーリーです!!
今回は太宰さんメインのストーリーで、太宰さんすごい病んでます、!
それでも良い方だけ見てください。
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何時からだっただろう。
もういっそ、壊れてしまいたいと思うようになったのは__。
(死にたい、何故私はのうのうと生きているのだろうか。織田作は私のせいで死んだのに。生きていることが可笑しいのだ。生きていて良いはずが無いのだ。きっと生まれてきたことも間違いだった。死なないといけないんだ。なのにどうして死なせてくれないんだ、もう背負うのは疲れたんだなのに)
「ッッッゔッえ゙、、、お゙ぇ、、、お゙ッえ゙、、」
何時もこうだ。
どうしようも無い程の希死念慮からの嘔吐。
「今、、、、何時」
身体を起こしのろのろと自分の携帯端末へ手を伸ばす。
画面を見てみると時刻は午後1時25分。
(まだこんな時間か)
今日は普通に探偵社の仕事がある日だ。
だが私は今もこうして家にいる。
私はあの日から一度も社に顔を出していない。
否、『出せていない』の方が正しいだろう。
勿論理由はある。
あの日は何時もより仕事量が多かった。
加えて私は睡眠もろくに取れていなかったので、精神状態は最悪中の最悪。
みんなの前で笑顔を保つ(タモツ)のが精一杯だった。
まァ、笑顔と言っても綺麗に笑えていたかは分からないけども。
今になって思うが、多分クマも酷かったので私の顔は見ていられるものでは無かっただろう。
そんな私を見て国木田くんが言った。
「そんな顔をするくらいなら家に帰って寝ておけ。お前がいなくたって仕事は何とかなる。」
と。
それを聞いた途端(トタン)、私は物凄い寒気と共に全身から冷や汗が吹き出す様な感覚に陥った(オチイッタ)。
冷静に考えれば、国木田くんなりに心配してくれていたのだろう。
心配して、出た言葉だったのだろう。
だがあの時の私には
『お前なんて必要ない。』
としか聞こえなかったのだ。
何時もなら笑って流してそのまま仕事を続けられた。
だけどあの日は何故かそれが出来なかった。
国木田くんの言葉を聞いた後、私は数秒固まって、それから逃げるように探偵社を後にした。
全力で走った。
誰にも追いつかれないよう息を切らしながら必死に走った。
後ろから敦くんが追いかけてくる気配がしたので、スッと細い道に入って隠れた。
そうしたら何とか逃げきれた。
細い道で少し息を整えて、それから探偵社の寮の自分の部屋へ戻った。
これであの日の出来事は終わり。
情けない話だが、 人を救う側の人間になろうと決意した時に買った砂色のコートも、あの日からはずっと押し入れの奥に放置している。
疲れたんだ。面倒くさくなったんだ。何もかも。
もういっそ、壊れてしまいたい。
そうすれば難しいことなんて何も考えず、全て忘れて、ただふらふらと生きていられるのでは無いだろうか。
そう、何度も考えた。
しかしその望みは叶ってくれそうになく、私の思考は冴えっぱなし。
体の作りというものは実に皮肉だ。
でも、だからこそ気付いたこともある。
それは人間分かり合うなんて不可能だということだ。
一人一人意思があり考えがあるのにそれを理解し合うなんて、余程の事がないと無理だろう。
だから分かり合うために努力する、なんて事には全く意味が無いのではないだろうか。
でも分かり合うという事をしないと戦争などの争い事は無くならない。
そうなれば理解よりも先に互いの利益について話し合った良くないか?
まァ、こんなの誰にも理解して貰えなかった人間の戯言でしかないけども。
こんな子供じみた考え方、自分が本当に子供だった時でさえしたことが無い様な気がする。 我ながら滑稽だな。
ん、?
あれ、、?
なんだ。私の脳は意外と壊れる寸前だったのか。
「ふははっ」
面白い!
なんだ!!もうすぐ壊れられるのか!!!
あと少し!あと少しだ!
あと少しで全てから開放される!!
全てから!!!!!
全てから、、!
開放されるんだ、。
心が弱い孤児の少年からも、
神経質な相棒からも、
名探偵を自称する上司からも、
何時までも私に固執する元部下からも、
性格の悪い元相棒からも、
全てから開放されるんだ。
なのに、、
なのにどうして、、
私の目は涙を零す、__?
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とりあえずここまで、、
ここまで見て下さりありがとうございます!
誤字脱字があったらごめんなさい💦
このストーリーを書いていたとき1回保存し忘れちゃって一から書き直したので本当に大変でした…
ではまた次の話で。
コメント
4件
( ゚ཫ ゚)ゴフッ