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教室に入るとヒソヒソと話し声が聞こえる
なんだ？と思ってるとどうやら佐倉さんと中島先輩の距離が近くて嫉妬しているみたいだった
モブ1「ねぇ，彼奴さ馴れ馴れしく敦様と喋ってると思わない？」
モブ2「分かる〜，新旧双黒様のファンクラブにも入ってない癖に何喋ってんの？って感じ」
此の侭では佐倉さんが危ないかもしれない
モブ1「ちょっと話してこよっかな
この私，新旧双黒様のファンクラブリーダーの私が，分からせてあげるわ」
1人の女が佐倉さん達に近付いた
モブ1「敦様〜♡」
敦「？どうしたの？
あと，様じゃなくていいんだけど……」
嫌な予感がするな…
モブ1「いえ，そんなこと！
呼び捨てなんてダメです！」
最早一種の宗教。もちさんがそういうの確かやってたなあ
敦「あ…そうなら，別に構わないけど…」
モブ1「流石敦様，ご理解が早いですわ」
美咲「で？何か用ですか？」
モブ1「美咲ちゃん借りてもいいかしら？」
美咲「別にいいけど……」
佐倉さんはチラッと中島先輩を見た
敦「あ，いいよ，行ってきな？」
こっそり私は着いていく
美咲「えっと〜，話って？」
校舎裏につくなり佐倉さんは 気まずそうに聞いた
モブ1「お前，敦様のなんなの？」
雰囲気が変わり，佐倉さんビクリと震えた
美咲「え，何って，友達？」
モブ1「新旧双黒様のファンクラブにも入ってない癖に何馴れ馴れしくしてんの？」
美咲「え……」
佐倉さんは呆気に取られてそう零す
モブ1「え…じゃねぇよ，質問に答えろよ」
美咲「いや，実は困ってるのを助けて貰って……」
モブ1「はぁ〜」
彼女は溜息を吐いた
モブ1「お前みたいな陰キャが，新旧双黒様と馴れ馴れしくしたら，敦様まで汚れるじゃない！
これ以上馴れ馴れしくするなら，私達も手，出すしか無くなるからさ，馬鹿じゃなかったらこれ以上敦様と話すんじゃねぇ」
美咲「……」
モブ1「(*^^*)じゃっ」
そう云って颯爽と去って行った
ああ，佐倉さんの顔色が悪い
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