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黙ったまま歩くのもけっこう厳しい。大人数は苦手だけど、ふたりなら。
でも相手は会のウンソクさん。嫌われないように気をつけなきゃ。
「あの、ウンソクさん、は」
「なに?」
話すとき、顔を見るのは当たり前、だけど、あの大きなきれいな目で、じっと見つめられると恥ずかしい。
思わず目をそらす。
「あの、どこ……に、住んでるんですか」
「俺? 寮。キミと同じ」
耳ざわりのいい、低い声。モテるだろうな……だってすっごいかっこいいもん。
照れくさいけど、せっかくふたりで話せるチャンスなんだし、頑張ってウンソクさんを見る。
寮は全部個室で、いくつかの棟がある。ウンソクさんと僕は同じ棟、前のふたりは隣の棟だという。
寮生が使える小さなホールが敷地内にあって、今からそこに行くつもりらしい。
「時間大丈夫だった? タロヒョンがキミ、センスあるって言うから」
「え」
本当かな……だとしたらすごくうれしい。
「まだ入ったばっかりだし、無理なら断ってもいいよ。俺がうまく言っておくから」
「いえ、大丈夫です、ホントに!」
「そっか。ならよかった」
顔も、声も、スタイルもいいのに、性格も優しいなんて。
これ絶対、彼女いるだろ……。