もちろんそんなことは聞けるはずもなく、学校の話メインでなんとか会話する。
ドキドキしてるのはきっと僕だけ。歩く速度もなんかちょっと、遅くしてくれたり。
ホールらしき建物の前で、ショウタロウさんとソンチャンさんが「おーい!」って僕たちを呼んでる。
「行こう」
それとなく肩に手を回されて、はああ……! とうずくまりそうになりながら一緒に走る。
ふわっと漂った匂いも、男くさくなく、香水というよりは柔軟剤……? すごくいい匂い。
「ウンソクから聞いた? 話」
「はい、ここで練習……」
「そう。時間ちょっとだけいいかな」
ホールには僕たち四人しかいない。
「こっちが本当っていうか……主体はあっちだけど、僕が本当にやりたいのはこれ」
ショウタロウさんがSNSでバズってる曲に乗せて軽く踊ってみせる。よくわかんないけど、多分この人のうまさ、半端ない。
ちょっとワクワクしてきた。僕も、この人みたいになりたい。
この人たちと、踊りたい。
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