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はぁはぁっ…
速く、速くもっと足..動け..!「クソっ。アイツどこに行った、」「絶対に逃すな!絶対に捕まえろ!!早く!あの”生贄”を..!」聞いたことがあるような声がする。私はあの場所から頑張って逃げた。声が聞こえなくなっても私は走り続けてなんとか誰もいない静かな森に来た。(あぁ、こんな猫みたいな耳が隠せたらな..魔力があるほど人間に化けれるっていうけど…私には無理だな。魔力なんてほぼ無いし。)魔力が無い代わりに私には特別な力があった。それは、『莫大な治癒』の能力だ。でもそれは治す代わりに私に移るという能力だった。