コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
さばしおです。
今回は癖をさらけ出すぜ!!最近ハマったドロドロの姉妹愛をを書きます。
今回はうる×吸傘です。
やっぱ闇系ってBLよりGLの方が合うね
以下これらの要素が含まれます
オリキャラ、GL、不穏
苦手な方はすぐさまバックをしてくだせぇ。
では、どぞー!
「ねぇ、お姉ちゃん。なんでうるはお外に出ちゃダメなの?」
外の世界と部屋の境目を見つめながら吸傘に問う。
ほんの気まぐれだった。外の世界に行きたいなんていう気持ちはうるには一ミリもなかった。
「…うる、お外はねとっても怖いところなの。今はお姉ちゃんと一緒にいるから大丈夫だけど、怖い人たちがいてとっても痛いことをされちゃうよ。」
うるの顔を包むように手を添えられる。いつも暖かい手が今日は異様に冷たく感じた。
吸傘の手が震えていることに気づき、うるが顔を見上げるとそれまで笑顔だった表情が暗い表情になっていた。瞳からは光が失われている。
「うるはずっとここにいてくれるよね。ずっとここにいてね。」
添えられた手に力が入り鋭い爪が食い込む。食い込んだ爪が肌を破り、滲んだ血が吸傘の指を赤く染める。
不思議と痛みは感じなかったが、ぬめりとした血の感触が気持ち悪い。
「…だいじょうぶだよ、うるは、いなくならないよ。」
喉から絞り出した声は掠れていて、聞き取ることもやっとだろう。
そんな声を吸傘は聞き取り、優しいいつもの笑顔になる。
「そうだよね。うるはいなくならないよね。」
納得させるようにに呟く言葉は、まるで自己暗示をかけているようだ。
こんな姿を見ると、より一層吸傘から離れてはいけないという気持ちが強くなる。
お姉ちゃんはうるがいなくなると壊れてしまう。いや、壊れてしまうのならいっそのこと壊してしまおうか。
そんな考えが頭を駆け巡っていると、顔に添えられていた手が離れ背中に回される。
「ね、うる。一緒にいようね。」
抱きつき顔をうるの服にうずめていたので、声はくぐもっていて聞こえづらかったがそんな声が聞こえた。
今度はうるが吸傘の顔に手を添えると、吸傘は顔を上げる。何かを望んでいるような目で見つめられ、自然と口から言葉が出てきた。
「…うん。うるはお姉ちゃんと一緒にいるよ。」
この一言で吸傘の顔がふにゃふにゃの笑顔になる。
「んへへ。ずっといっしょだよ。」
さらに強い力で抱きしめられる。服越しに伝わる体温がほんのり暖かくて心地よい。
外の世界になんていけなくていい。ずっと、お姉ちゃんと一緒にいることができればそれでいい。
こんな歪んだ優しい姉妹愛はずっと続くのだろう。どちらかが壊れるまで。多分、壊れるのも一緒なのだろうが。
お疲れ様です。後半になるにつれてなに書こうとしたのわからなくなって迷走しました。
歪んでるけど(2人にとって)正常な姉妹愛が書きたかっただけなんです。もっと練習せねば。
最近、投稿したお話の閲覧数が増えてきて嬉しいです。ありがとうございます。
次は多分霊音×銘+ランスのお話ですね。ゆったり待っていただけるとありがたいです。
では、おつちゃまー!