回想
あの日はたまたま
💜(久しぶりに人間の様子でも見とくか)
そう思った…
💜(なんかあそこ賑わってんな…覗いてみるか)
💚「おぎゃぁぁぁぁ」
💜(!!っなんだこの胸の高鳴りは…)
その赤ん坊を見た瞬間俺の心臓がうるさくなった…でも確かに俺はこう言った
💜「かわいい…ボソッ」
でも次赤ん坊を見た瞬間衝撃を受けた…何故なら……
村の人「おいっちょっと待て!!この子供……災いの目だ! 」
そうその赤ん坊は赤色の目を持っていた…
俺はこの村の人間が俺に怯え、災いを防ぐために、赤色の目を持った子供を神様に差し出すという形で俺に差し出していることを知っている。
…… もちろん、差し出されるまでの扱いも
俺は元々人間にはさほど興味がなく、今までの生贄も遠い、良い環境である場所へ連れて行っていた。だからもちろん赤色の目の子供が生まれても災いなんか起きない。
けど、今回は訳が違う、今回の生贄はすちだった…もう言ってしまおう、俺は…
すちに一目惚れした。
すちが生まれたあの日俺はすちに恋をした。
だから俺は村の人間がすちにした行いを許さなかった。
けど、すちに影響が出てはいけないからすちが俺の元へ来るまで我慢した。
すちが俺の元へ来た日、俺は驚いた、すちは 今までの生贄よりも遥かに傷が多かった… おそらく、長らく子供が生まれなかった村の希望の光である子供が赤色の目をしていたから、と言うところだろう。
理不尽だ、ますます許せなくなった。
どんな災いを起こしてやろう…そう思った
けど、きっとすちはこんなこと望まない…
すちは優しいから…
でも1度話そうと思った日、すちは熱を出した。
心臓が止まるかと思った…待ち続けたのに、やっと手に入れたのに、死んでしまうんじゃないかと思った。
でも無事だった…たかが熱ごときと思うかもしれない、けど、すちは今まで辛いことしか無かった、その分体が弱っているように感じる。だから怖い、
俺が大切に育ててやりたい…
すちが生まれてからずっと見てきた、あんなに小さかった体が…ここまで大きくなった。
これからもすちと二人で過ごしたい、俺が幸せにしてやりたい。
こんな気持ちがあるから、小さなすちの成長が嬉しい。
そして
💜(災いを起こすのはやめよう)
💜(すちが幸せになれるような事をしたい)
心に誓った。
コメント
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紫くんの緑くんに対するクソデカ感情がめためた描写されていてびっぐらぶです流石に…♡