今日もこの音楽で目が覚める。とても不快な朝だ、今日俺はアイツに何をされるんだ?
ナ ヒョン…
サ なんだよ
ナ 薬、ください
こう言っても貰えない事は分かってる。昨日あんなことをされたしな。
サ 良いぜ
ナ え?くれるんですか?
サ ほらよ。
なんでだ?昨日の事は忘れたって事か、それでも薬を渡す時の不自然な微笑は忘れない。
ナ ありがとうございます
サ 今、ここで飲め
ナ 何故ですか?
サ 早く、良いから。
何か怪しい。こんな薬を勧めてくる事なんて今までなかった、何かあるんじゃないか?
ナ これじゃないのが良いです
サ はぁ、飲めって言ってんのに。ほら薬貸せ
ナ はい
薬を取り替えてくれるのか?と思った矢先、コイツは自分の口に薬を含み、俺と唇を重ねてきた。
ナ んん“、!!
サ んっ
じゅるる、と卑猥な音を立てて薬を俺に飲ませようとしてきた。俺は反動的に飲んでしまった。
ナ っぷは、何するんですか、!?
サ お前が飲まないのが悪い。
ナ はぁ?
嫌な予感がする。体がドクドク言っていて明らかに異常が出ている事を悟った。
ナ はぁっはぁっ、何だよこれ
サ 薬は薬でもな、
媚薬だ。そうこちらを見てニヤニヤしていた。何やってるんですか、とか言おうとしたけど、俺が媚薬を飲んだと言う事実だけで何も言えなかった。
ナ ひぅ“、苦しい…
暑くて溶けそうなくらいムラムラしている自分が嫌だ。恥ずかしくて死にそうだ。
サ 朝から発情か?ナムギュ。
ナ ヒョン、の、せいでしょっ
ちょっと涙目になってしまうのが悔しい。悔しくてもっと泣きそうになってしまうのも。
サ 俺が助けてやるよ。トイレでな
ナ 俺に触らないで、ヒョンっ
サ 大丈夫。痛い事はしねぇよ
俺はこの屈辱的な状況に更なる苛立ちを覚えた。
コメント
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いつも不可さんの作品見てます!いっつも栄養をありがとうございます!