はい3日連続投稿です嬉しいでしょみんな
これで書きたいの一通り書き終わったのでこれ以降は受験終わるまで浮上いたしません!(2月下旬ぐらい)ここで言っとかないとさらっと浮上しちゃいそうで怖いのでここで宣誓しときます!!
ATTENTION
・青赤×桃
・オメガバース
・学パロ
・R18 対面座位🐜
青side
生徒会。
それはこの学園のリーダー的存在で、学園の芯となる重要な組織だ。
特にうちの学園の生徒会は、他校と比べ異常と言ってもいいほどの厳重な審査と大規模な選挙が採択されている。
よって全校生徒約600人の中で、現生徒会メンバーは3人のみ。
そんな選ばれし生徒会役員3人は、今日も放課後の生徒会室で仕事に従事……して……
赤「……ひま、」
青「……は?」
目の前の彼は、胸から上を机にべっとりつけてそう呟いた。
完全に脱力しきったその姿は、全生徒の模範となる姿とはかけ離れている。
赤「もう仕事全部終わった!!ひま!!」
青「じゃあ俺の分手伝えや」
赤「あのさぁ、前も似たようなこと言われて手伝ったら『やっぱ1人でやった方が効率いい気がしてきた』とか意味不明なこと言ったじゃん!!りうら覚えてるから!!」
そう言って心底不機嫌そうに朱色の瞳に睨まれた。
目の前のこいつ───りうらは、会計・書記の仕事を主に担っている。
中等部で生徒会役員に抜擢された超エリートで、要領がよく与えられた仕事を全て完璧にこなす。
おまけに整った容姿とどこからともなく感じるあざとさが、女子からの人気を買っているらしい。典型的なαだ。
……でもその女子達は知らない、こいつが実はくそナルシストでめちゃくちゃに性格が悪いことを。
よくα同士はお互いプライドが高すぎて相性が合わないという話を聞くけれど、俺もこいつに気に食わない点は無限に出てくるのでその説に異論はない。
赤「ね〜もう帰っちゃだめ?」
青「だめ。この間その理由で帰ろうとしたら『できる仕事探せよ』って先生に怒られた」
赤「はぁ?なにそれ、きんも!きもきも〜」
青「お前まじ言葉を慎めや。同じαだと思いたくない」
赤「あーそうだね。生徒会長選挙でまさかのΩに負けて成り行きで副生徒会長になったまろとりうらは確かに大違いだよ」
青「あーーー黙れ黙れカスカス」
墓穴を掘られつい尖った言葉が口をついて出る。
先程から方正な生徒会室に似合わない口調の荒い会話が飛び交っているが、こいつといる限りはもうどうしようもない。
表向きのイメージに支障がでなければ、その裏側なんてどうでもいいのだ。
赤「あーあー…なんか暇つぶしになるものないかな〜………あ、」
ずっとうだうだとしていたりうらが、突然思い立ったように声を上げた。
赤「そういえばないくんは?どこ行った?」
青「え、あー……職員室の方に作成した資料持ってくとか言っとったけど」
でもそれにしては時間がかかり過ぎている気がする。俺の記憶上、少なくとも20分前にはこの教室を出ていたはずだ。
赤「どうする?廊下でヤリチン問題児に掴まって襲われてたりしたら」
青「…..お前、冗談でもそういうこと言うよ」
りうらの軽々しい発言に、意図せず声のトーンが下がる。
彼は心外だとでも言うようにじっと俺を見詰め返した。
赤「まろってさぁ……もしかしてガチでないくんのこと好きなの?」
青「んなわけ。ただないこが他のやつに鳴かされるのは胸糞悪い」
赤「うわ、なんかめんどくさ」
そのクソウザ発言で再び口論が始まろうとした、ほんの寸前。
ガラガラガラガラ!!とどデカイ音を立ててスライド式のドアが勢いよく開いた。
俺とりうらはびくっと大きく肩を揺らした後、ゆっくりと首だけ横に捻る。
桃「はぁ、……っ”♡っごめ、…ヒートきた、かも…〜…っ♡」
そこには、顔を真っ赤に染めて苦しそうに呼吸をする我らの”生徒会長”が立ち尽くしていた。
青「……ないこ、薬は?」
桃「っ”いま、きらしてて……〜〜ぁ…っ”♡♡」
青「……っ、」
鼻の奥をツンと刺して、心臓の脈を速めるほどの甘い香りが一気に部屋に充満する。フェロモンだ。
ないこは必死に入口付近の壁に手をついていたけれど、耐えられなくなったのかぺたりと尻をつけて座り込んでしまった。
桃「ぅ”〜〜….っ♡♡ん、はっ、…ん”♡♡」
赤「………へぇ〜」
俺の隣で赤色の瞳がすっと細まる。
りうらはコツコツとないこに歩み寄り、真横にしゃがんで口を耳元に寄せた。
赤「なーいくん」
桃「っひ…〜〜”…っ!♡♡ん、ん”……っ、りう、ら…っ♡♡」
赤「なぁに?」
桃「ひ、ぁ”、っ…♡♡っみみ、やだ…んん”…♡♡」
赤「んふふ〜」
りうらは「よっ」とないこの膝裏と背中に手を回して、年上の体を楽々抱き上げる。
赤「まろー、そこの棚の上から2番目に鍵入ってるから。かけといて」
赤「…..いい暇つぶしが見つかったね」
心底嬉しそうに、そして今から悪事を行うヴィランのような悪い表情を浮かべる彼を、俺は叱ることができない。
代わりに「はは、」と微笑を返して、言われた通り鍵を取り出しガチャッと施錠した。
清純で品行方正、というのがこの学園の教師や生徒から見た生徒会のイメージだろう。
…何度も言うが、表向きのイメージに支障がでなければ、裏側なんてどうでもいい。
ちょっとぐらい、この世話の焼ける”かいちょー”さんの相手をしてあげても、ね。
桃side
“Ω”という下位層に生まれてしまった俺。
それでも諦めずに、努力だけでなんとかαのまろに打ち勝ち見事生徒会長の座を手に入れた。
今までずっと勉強漬けで人間関係も浅かったので特に番ができることもなく、3ヶ月に1回のヒートは抑制剤の大量摂取でなんとか耐えていた。
そんなある日、りうらが唐突にこんなことを口にした。
赤「ないくんさぁ、抑制剤の大量摂取は体に良くないんだよ?」
桃「……え?」
ピタ、と錠剤を口に運びかけていた俺の手が止まる。
りうらの声の調子は決して俺を気遣うような雰囲気はなく、ただ怪しげににやっと口角を上げ俺を見据えている。
赤「せめてもう半分ぐらい量減らしたら?」
桃「いや…でも半分だと完全には抑えられないし…..俺、番いないからさ。薬で何とかするしかないの」
青「…ええやん、別に」
先程まで黙りこくっていたまろが突如口を開く。…..りうらと同じような表情を浮かべて。
青「番じゃなくても、俺もりうらもαなんだし」
青「…..そんときは、俺らが相手すんで」
その日から、なぜかこの歪な関係が始まってしまった。
このことが学園側にバレたら一体どうなるんだろうとか、そもそもなんで2人はあの時あんなこと言ったんだろうとか、そんなことを考えられる頭は今の俺にない。
桃「あ、ぁ”♡♡ん”ん…〜〜っ!♡♡うあ”、ぁ、や♡♡あっぁ〜〜…っ”!♡♡」
赤「ふふ、ねぇきもちい?かーいちょ♡」
桃「んぅ”、ぁ!♡♡きもち、〜っ”♡♡ぁっあ”っやら…っ♡♡やらやら…!♡♡〜〜ぁ”♡♡」
赤「うんうんきもちいね〜、だってここまで入ってるもんね?」
細くて柔らかい彼の人差し指が、とんとんっと俺のへその下当たりを叩く。
それだけの刺激でまたイきそうになるほど、俺の体は既に限界を迎えていた。
青「ないこー、可愛いけどもうちょい声抑えな廊下に聞こえんで?」
赤「ちょっとまろ。ないこじゃなくて”かいちょー”でしょ?」
青「あー、忘れてた忘れてた」
そういって2人は怪しげにアイコンタクトをとる。
いつもは名前呼びのくせに、こういうときだけ俺をからかうように2人揃って”かいちょー”とわざと言ってくる。ほんとにイイ性格だ。
……まぁ、それに興奮してしまう俺も俺なんだけど。
青「よっ、ちょっと失礼」
床に正座してするりと俺の後頭部に手を回したかと思えば、まろは自分の膝の上に俺の頭を乗せた。
青「かいちょー、口開けて」
桃「ぅ”あ、っ♡♡ん、ん……っあー、…?♡♡」
青「ふ、いい子」
普段の仏頂面を崩して小さく微笑む彼。
その表情の奥に独占欲やら加虐心やらが潜んでいる気がして、思わず「ひゅっ」と息を詰めた。
りうらも中々だけど、裏を返せばこいつの方が何倍もヤバいことを俺は知っている。
まろの親指がつーっと下唇をなぞったかと思えば、そのまま奥へと入れて舌を弄び始めた。
桃「あ”、ぁ…♡♡あぅ”っ、ぅ、〜…っ♡♡」
青「はは、かーわい」
そのまま指が抜かれたかと思えば、代わりにちゅっと唇同士が重なる。
赤「….ちょっと、りうらのこと忘れてない?」
桃「っ〜〜〜〜”、!?♡♡っは、あ”ぁっ♡♡ぁ、まっれ、〜ぁ”♡♡」
ごぷ、と入ってはいけないところに入ってしまったような音に反応して、ばっと唇を離す。
でもまろはそれを許さずに、また両頬を掴んで引き寄せた。
青「こーら、離したらあかんやろ」
桃「はっぁ”、♡♡っごめ…♡♡っん”ん〜〜…ぅ…!♡♡」
上の口も下の口も弄ばれて、ぎゅぅと勝手にナカが締まる。
やば、これ、きもちい
次第に「……っ”、/」という荒い呼吸音と、ナカに生温かい感触が流れ込んだ。
そこでようやくまろも唇を離す。
桃「ふぁ、ぁ”……♡♡はーっ…は、ぁ、♡♡」
赤「っは….ないくん、前よりナカ締め上手くなった?」
桃「んぇ”、わかんな….っ……♡」
青「どーでもいいけど交代。次俺の番な」
赤「え〜〜〜!りうらひまじゃん!」
青「うっせ、できる仕事探してくださーい」
赤「むむむむ……」
まろがいつも先生に言われているセリフを口にしてりうらを揶揄って、少しいつもの2人の雰囲気が戻った。
いやいや、違う。
そんなことより、このまま第2回戦に持っていかれては俺の身体が到底持たない。
軽い言い合いになっている2人を前に少し後ずさるが、無駄な抵抗だった。
青「はーい捕まえた」
桃「うわ、っ!」
まろは俺のお尻と背中に手を回して流暢に抱き上げる。
桃「ま、って…!ほんと、今からもう一回はやばい…から…!」
青「俺だけ我慢せなあかんの不公平やん」
そう言いながら椅子に座ったかと思えば、その上にお互い向かい合う形で俺を座らせた。
桃「っあ”、…♡♡っぁ、あ♡♡」
青「ちょっとやってみたかったんよ、対面座位」
重力に素直なその体制は、モノを根元まで楽々呑み込んでいく。
青「これなー、すっごい奥まで入んの。ええやろ?」
桃「ひ、っやだ、…っ♡♡まろ、ぁ”、〜〜♡♡」
下から緩く突くような動きに耐えられず、ばっと目の前の彼に必死に抱きつく。
さっきよりスピードは遅いはずなのに、ずっといい所ばかり擦ってきて視界がぱちぱちと回ったまま止まらない。
桃「うぁ”っ♡♡ぁ、んぅ”…っ♡♡あぁ”…ん〜〜…っ!♡♡」
赤「え〜…どうしよ…」
一方、若干ご機嫌ななめなりうらはというと、さっきからひたすら首筋に口づけをしている。
が、「あ、」と閃いたかのように呟いて、俺のワイシャツの隙間に手を入れてきた。
桃「っ……!?♡♡ぇ、あ”…っ♡♡りうら…っ、?♡♡」
赤「ん〜?ちょっとね、いいこと思いついたんだ〜」
にやりと口角を上げるりうらをみて、物凄く嫌な予感が頭を抜けた。
こいつの思いつくいいことは大抵ろくなものが無い。
するりと胸辺りに手を這わせ、突起の周辺をすりすりといやらしく撫で始める。
桃「ふぁ”、ぁあ…っ♡♡ぁ、んん”♡♡」
焦れったいその動きが苦しくて、突起部分が異常に熱を持ち始めたのをじわじわ感じる。
青「……はは、かいちょー腰動いてる」
桃「っぁ”、へ、♡♡」
青「んふ、もっとこっちおいで?」
今度はまろがいやらしく腰をするりと撫でて、ぐっと身を引き寄せてくる。
桃「っあ”…〜〜…っ!♡♡ね、やだ、も……んぅ”、っぁ、ん、ん♡♡」
それでもイくことは出来ず、行き場のない熱がぐるぐると身体に留まる。
苦しい、苦しい苦しい。
赤「ね、かいちょー」
桃「ひっ、”♡♡あ”、ん、んぅ”…〜♡♡」
脳が溶けるほどの猫撫で声が、耳のすぐ近くで吐き出される。
俺が耳弱いの分かってる癖に。
赤「どうしてほしい?」
桃「っあ”、っや、…♡♡そのて、やだ…っ、♡♡」
細長い指はしつこく周りだけを擦ってきて、ピリピリと痺れるような感覚に苛まれる。
青「ほら、ちゃんと言わな分からんで?かいちょーさん」
桃「ひぅ”、…っ!♡♡ぁ”、あ♡♡ねぇやら、っん”♡♡」
両耳で攻め立てられ、2人の動きは止まることを知らず、俺の頭は既にパンク寸前。
やばい、言わなきゃ、なのに、呂律まわんない…
桃「っあ”、…♡♡っち、くび…っさわっれ…〜♡♡さわってくださ……っ”♡♡」
赤「……ふ、いいよ」
きゅ。
桃「っぁ”〜〜〜!?♡♡っあ”、んぁ”…〜ぁぁ♡♡」
なんで、ちょっと触られただけなのに。
きもちいの、とまんな…♡
桃「っあ”ぁ!?♡♡ぁ”、…っや、まろ♡♡まっれ、いまは…っ”〜♡♡」
青「はは、忘れとった?かわい」
すっかりりうらに気をとられていて、突然のまろのピストンに上手く反応できなかった。そのせいでいつもより快感をダイレクトに受けとってしまう。
やばい、なんか、あたまふわふわして…
桃「っ”、っ…〜〜…っ♡♡」
その感覚を最後に、俺の意識はそこで途切れた。
赤side
桃「おはようございます。生徒会会長の乾ないこです。本日は日頃からご協力頂いているこちらのプロジェクトの進捗状況を───」
月に1度執り行われる全校朝会。
少し肌寒い体育館には、滑舌の良いハキハキとした声が響き渡っていた。
モ「大神ー、さっきの資料どこやった?」
赤「あーそこ。そこの台のところ」
一方舞台袖は、生徒会含む中央委員などの主要機関に属する生徒たちが慌ただしく動き回っていた。
すでに全ての仕事を終えたりうらは実に暇なので、涼しげにスピーチをする彼の横顔を見つめる。
ないくんの女子人気は圧倒的で(本人は気づいてないみたいだけど)、仕事を放棄してきゃーきゃーと騒ぎ立てる女子が数人横目で確認できる。
その女子たちは、十数時間前はりうらの元で可愛く鳴いていたなんて夢にも見ていないだろう。
その凛とした横顔に、昨日の面影は微塵も感じられない。
赤「ほんとに同一人物なのかねぇ…」
水「何がー?」
赤「んー?独り言〜」
さっきまで慌ただしそうに走り回っていたいむが、気づけばこちらの方に戻ってきていた。
彼は同じクラスの同級生で、中央委員1年の取締役を担っているらしい。知らんけど。
水「はぁーあー…いいよね会長さんは。頭良くて背も高い上にめちゃくちゃにイケメンだからすっごいモテるしさぁ…」
赤「いむもモテんじゃん、男から」
水「男じゃなくて女子にモテたいの僕は!!女の子!!」
うわーっと幼稚に泣きわめく彼。
相変わらず場を弁えないバカデカボイスだ。
1部の男子生徒からはその可愛らしいルックスと声が人気を呼んでいるらしいが、到底りうらには理解できない。
桃「はぁ〜終わったー…..」
水「あ、ないちゃんおかえり」
桃「ただいま……って敬語つかえよお前」
気がつけば生徒会長のスピーチは終わっていて、拍手喝采の音を後にないくんが舞台袖に戻ってきていた。
水「ひゃーこわいこわい!生徒会長なんだったらもっと生徒に優しくし……あ!?!?」
突然、ただでさえでかい声を更に大きくし、ただでさえ丸っこい目をもっともっと丸くした。
驚いたいむに驚いた俺は、びくっと体を揺らして彼に視線を落とす。
彼は空いた口が塞がらない、というような様子。
水「な、ないちゃん……それ….首…!」
桃「首?」
水「首筋の!!そのへん!!」
眉を顰めるないくんに、いむは自身の手鏡をぽんっと手渡す。
するとある事実が判明した。
桃「えっ」
水「も、もしやそれ……キスマー、ぐむむむむ!」
赤「うるさい静かにして」
騒ぎになっては面倒なので、仕方なくいむの口を手で強引に覆う。
いむが指摘した場所には、確かに赤い跡が残っていた。
すぐにないくんから鋭い視線を向けられるが、ふいっと背いて気づかない振りをする。
やっべ。
桃「あっ、えっと…これはちが」
水「えっえっえ、ないちゃん彼女いたの!?まじ!?」
桃「だから違うってば!」
水「ひょえええ…僕てっきり童貞なのかと思ってた…」
桃「ぶん殴るぞまじで」
見えないギリギリのところにつけたつもりだったけど、ギリギリすぎたらしい。
それどころか中途半端に隠れていることによって余計にいやらしさが増してしまった。やらかした。
水「ないちゃんっていかにも真面目優等生って感じだったけど〜…なんだ、やることはやってんじゃん」
桃「いや、だから…!」
水「いいもの見ちゃった〜!しょうちゃんに教えてあーげよっ」
桃「あっ、おい!」
いむはかなり上機嫌になり、るんるんと奥の方へ消えていった。
先「おーい乾〜!ちょっといいかー」
桃「あぁぁぁもぉぉぉ…はい!なんですか!」
ないくんはげんなりとした様子で、俺をキッと一瞬睨んでからそそくさと先生の元へ歩いていった。これは後でお説教コースだ。めんどくさ。
赤「….ん?」
ここであれ?とあることに気がつく。
後方を振り向いてないくんの首後ろを確認すると、同様の赤い跡がぽつぽつと2つ。
…俺がつけたのは一つだけだ。というか、そんなところにキスマをつけた記憶は無い。
そういえば、と、ぼんやり昨日ないくんがトんでしまった後のことを思い出した。
『ないこは俺が送ってくからりうらは教室掃除しといて』
『え〜めんどくさい〜…』
『じゃあないこ送ってって』
『どっちもめんどいの!』
『だーもーめんどくせぇなぁ……って、お前キスマつけたん』
『え?あーうん、なんとなく』
『……へぇ…』
『え、何?』
『………別に。じゃああと片付けよろしく』
『えっちょ、まってまってまって!』
赤「…ふーむ……」
顎に手を当てて、うーんと首を捻る。
行為中にまろがつけてる様子はなかったし、家に送ってから……と考えるのが自然だろう。
でもないくん寝ちゃってるのにつける意味ある?
『ただないこが他のやつに鳴かされるのは胸糞悪い』
赤「………」
ツンデレなのか、それとも本当にただ自覚していないだけなのか。
赤「……分からんなぁ…まろは」
まぁ、りうらが手助けしてすんなり上手くいっちゃったら面白くないし…このままもうちょい傍観しときますか、と、いつの間にか近くに来て「何?」と眉を顰めるまろの隣でそんなことをぼんやりと心に決めた。
𝑒𝑛𝑑
🤍あとがき
約3年前、BL初心者だった私を3Pの沼に引きずり込んだのはこの3人方でした。全く可愛いなこのやろう。
最後青桃寄りになってしまった…申し訳ない…
青赤桃はirxsの3Pカプの中で1番好きです。年下攻めと年上攻め同時に堪能できるので😁😁
オメガバ初めてだからちゃんと書けてるか不安すぎる〜間違ってるところあったら教えてください🙏💦
コメント
21件
受験頑張ってください!
初コメ失礼します! ねまてゃさんに質問です!手や、横顔の描き方のコツ等なりますか? ね待てゃさんのイラストがほんとに可愛くて癒されてます!
すいません 表紙のイラストを参考?にして絵を投稿してもよろしいのでしょうか? ねまてゃさんの絵本当に好みでみんなにも教えたいなとも思っていまして、参考にしてるとは説明しますのでどうかお願いします🙇