TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

家に着いた。

「ふぅ〜やっと家だぁ」

「体調本当に大丈夫なの?」

「大丈夫大丈夫」

「ほんとう?今夜おかゆ作ってあげるわね」

「なんか病人には優しくなるんだね〜お母さんって」

ぴこんっ

メールが届いた。葵からだ!

〈みなみが早退したのって確かお昼前だよね?五限からのノート、みなみの分もノートとってあるからね!〉

〈あおい〜😭ありがとね!明日からはもう完全復帰です!〉


ぴこんっ

今度は志津香だ!

〈みなみ倒れたって聞いたけど大丈夫?心配だよ〜〉

〈心配かけてごめんなさいー!でももう大丈夫だから安心してね✌️〉




私って周りに恵まれてるんだなぁ


次の日から日記をつけることにした。

その名も、いいところ日記!

友達とか先生とか家族とか とにかく周りの人のいいところを見つけて書いていこう!!


早速今日!

119

昨日、私が倒れた時に志津香は心配してくれて、葵はノートをとっといてくれてた!

優しい友達に感謝🫂



早速書いた!!!

今日も一日頑張るよ〜!!


1110

今日は先輩が落とし物を届けにきてくれた!

ほんと感謝

1111

今日はコンビニで3円足りなかった人に

お金を渡してあげてたー

自分がしてもらってなくても、こういうのってみてるだけで幸せだよね〜

人間って優しい人多い

1112

今日は変わったことは特にないけど

お母さんが家事を頑張ってくれてる

これはいつもありがとうだね!

なんか、いいところ日記を付け始めてから

人のいいところに注目するようになったと思う!


1113

今日は、先生とめっちゃ目が合った!!!

そのおかげか私今日勉強に集中できなくて

ぼーっとしてたのを見てた葵が授業内容教えてくれた!私、ちゃんとしなきゃだね


1114

今日はね〜公園のところで遊んでた男の子のボール拾ったらお礼でお菓子くれた!

最近の小学生優しい子多いよね〜

1115

今日は資料集を家に忘れちゃったの

そしたらお母さんが

「資料集なかったら全然授業できないじゃない」って言って学校まで届けに来てくれた

1116

今日で、日記書き始めて一週間が経つけど、本当にいい人だらけで書くこと尽きないんだよね〜


日記をつけはじめて一週間がたった頃にはもう

定期テストの一週間前を切っていた。


「私の学校って定期テスト早くない?他の学校よりも早い気がするけど」

って葵に言ったら

「そう〜?てか他の学校ってどのくらいなのー」

って言われた


なんかさいきん、葵が前に比べて

雰囲気が穏やかになった気がする


「葵最近穏やかだね」と本人に言ったら

「そうかも〜」といった。

本人もなんとなく自覚あるらしい


そしてさいきん葵がすごいスマホ触る頻度増えたからなんとなく気になって

横からチラッと覗いてみた。


そしたら…なんか

男の人とラインをしてるようだった


「葵!!!えっ恋してるの?!」

と勢いで聞いてしまった

そしたら「ばれちゃったか〜実はできました」と言った

わたしは「誰、年齢、どこのひと!」とめっちゃくちゃ色んなことを聞いた

どうやら、隣町の学校の人で1個上の先輩で、

名前は 凱(がい)君っていうらしい


本当おめでたい。!!!

「葵おめでとうじゃん!すぐ言ってくれたらよかったのにー!」

「なんか言うタイミングなくてね〜」

「わたしも彼氏欲しいな〜」

「みなみならすぐ作れると思うけどね」

「お世辞やめてー笑」

「いやこれ本当だよw」

周りにカップルができると

おめでとうって気持ちが8割、私も先生と早く付き合いたいって言う気持ちが2割で

そういうことを考えると

わたしと先生って全然つりあわないし…生徒と先生っていう関係性からして絶対無理だよねっていう気持ちがめっちゃ湧いてくる。

ただそれだけ。〜毎週金曜日〜

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

10

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚