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大嫌いなクソ先輩は大好きなネッ友でした!?

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大嫌いなクソ先輩は大好きなネッ友でした!?

11 - 好きになんてならなきゃ良かった

♥

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2024年04月07日

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※ご本人様には関係ありません

※先輩後輩

※学パロ


10話超えたのでここからフォロワー様限定です‼️






『ごめんっ!急に友達が家来てできんなった……』


昨日の履歴を見返す。

昨日は、クソ先輩と……、

先輩のあの熱い体温が思い返される。体が熱い、。


まぁ、先輩と色々や……って、そっから帰ってたらこのメッセージ。

こんな時間帯に押しかけてくる友達とか、クソ先輩も可哀想ですね(笑)


昨日は……初めてやっ……、た、けど……まぁ……体がどこか痛いわけでもないし……、いつも通り学校行ける、か……。

そういや俺同性に童貞奪われるとか、……よりにもよってあのクソ先輩って……っ////


思い出すだけで顔が赤くなるのが分かる。やばい、家族の目が痛い……、


syp「……、いってきまーす……」


ぐるぐるとした感情を抱えつつ重い扉を押し開ける。

そうすればクソ先輩が……、


syp「……あれ、」


車の少ない道路は至って静かで、空気の走る音だけが響いていた。

今日は、あの先輩がいない。

まあ別に……おらんでも支障は無いし。

久しぶりに自転車に乗る。いつもの何倍ものスピードで背景が流れる。

どこか寂しいような……いや、な訳ないか。

駐輪場に着くといつも通りチーノに会う。

校門のほうで、クソ先輩と大先生が歩いているのがみえる。

周りが少し騒がしいのは、気にしないことにした。











ci「……お前って固形物食べんの?」


昼休み。前に座るチーノがカツサンドを頬張りながら聞いてくる。


syp「ゼリーは固形物やろ」

ci「固形物やないって」

syp「え〜……、?」


ゼリー飲料を片手にスマホをいじりながら、適当にチーノの話を聞く。


ci「あ、そーいやさコネシマ先輩彼女できたらしいやん?」

syp「……え」

ci「学校の裏掲示板で女子が騒ぎよったで?ww」


チーノはにやにやと揶揄うようにこちらを見る。

あれ、俺クソ先輩と付き合ってる……っけ、


syp「え、相手って誰……、?」

ci「え、お前やないん!?!?」


何人かの目線がこちらに向き、チーノは気まずそうに目を逸らす。


ci「あー……ごめん、」

syp「ぃや……、」


え、俺以外の相手ができたってこと??それとももう付き合ってる判定???確かに身は交わした……けど、


ci「あ、俺先生に呼び出されてるから!!ごめんっ!!!」


チーノは手を合わせて俺の机に広げていた荷物をまとめ、教室を出ていく。


疑問符が頭を飛び交う。


もしかして、俺以外の……、?


心臓には、黒い感情が疼くだけだった。












syp「あ、……クソ先輩、」

kn「ん?……あ、ショッピ!」


放課後、帰り道。偶然にもクソ先輩に会う。まあそりゃ、家近いし会うことは多々あるんやけど……


kn「部活は?」

syp「帰宅部なんで」

kn「あ〜」


自転車に乗ろうとしたのをやめて、自転車を押しながらクソ先輩の隣に立つ。


kn「あ、昨日、大丈夫やった……、?」

syp「あ……、はい、/////」


良かった、と安心したようにクソ先輩は笑う。ちゃんと気遣いしてきて優しいところとか、どこかむかつく。

けどそんな中、あの黒い感情がモゾモゾと心臓を這う。


syp「……先輩とワイって、付き合ってるんですか」


ただ、昼にチーノが言ってたことが気がかりでしかなかった。

あのチーノの言葉からずっと、心臓が痛い。真偽を知れば、この感情は……、


kn「え……ショッピが答えくれたら、やない……、?」


きょとんとしたようにクソ先輩はこちらを見つめる。

パチン、と何かが弾ける。

……確かに、俺は先輩の告白の答えを返してない。

つまり、付き合ってない……、?


先輩本人に彼女の有無を聞くのはどこか怖くて、別のことに話題を置く。


syp「なんで昨日……抱いてくれたんすか、」


好きだから、とか。そんな一言を求めて。


kn「え、あー……、抱いてほしそうやった、から、?」

syp「え、」


冷たい汗が首を伝う。冷風が頬に打ち付ける。血管がどくどくと波打つ。


syp「……ワイ以外でも、ヤってたんすか、?」

kn「え〜……どーやろ?」


否定しないってことは、そういうことやないすか。

得体の知れない黒い感情はどんどん大きくなる。俺を飲み込むように、どんどんと。


syp「あ、……ワイ、こっちなんで」

kn「ん、じゃーなー!」


満更でもなさそうに先輩はこちらに手を振る。


目も合わせたくなくて、家まで自転車をいつもより早く漕いだ。




















クソ先輩のことは別に、好きではないし。


彼女ができようと、遊びで抱かれようと、どうでもいいし。


別に……、


別に……、、。























溢れ出しそうになった感情がうざったらしくて、噛み締めるように舌を噛む。


どうでも良いんだ、どうでも……

















最近、どうにもあの先輩に振り回されてばかりで感情が忙しい。


なんで、ここまで情深くなっていたのか。


チーノにだって、ここまで干渉はしていないのに。





















耐えられなかったなけなしの涙が、ぽつりと手の甲に落ちる。


たった一滴の醜い感情が、俺を支配する。























ボーッとしながら自室までの階段を渡る。


ただ、生きてる心地がしなくて。















制服も着替えずに布団にうずくまる。


何も考えたくなくて布団にうずくまったまま動かないでおく。


ただ、暖かかったはずの布団が冷たくなっていくことは分かった。




























あーあ、



















































好きになんて、ならなきゃ良かった。
























布団にうずくまったままどれくらいが経ったのだろう。


1時間な気もするが、きっと10分くらいしか経っていない。


今日が金曜日で、土日で先輩に合わなくて良いだけマシだ。








突如、スマホの通知音がなる。

無気力なデジタル文字で、活発な文字が描かれていた。






『一緒に会うって話さ、今週の日曜日じゃダメかな?』


















次回は遂にネットの先輩とsypくんということで!!

途中展開早くないかな💦語彙力不足でして💦💦



閲覧ありがとうございました!




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コメント

13

ユーザー

わぁぁぁぁぁぁほんと好きです…… でもこのままいくとsyp君病み期入りますよね!?!?!? ちょっと危ないですね( ◜ω◝ )( ◜ω◝ )( ◜ω◝ ) まぁknさんも計画(??)があるんですよね!!!!!()

ユーザー

毎日の癒し投稿きちゃー!! ほんと、この話好きすぎます…!🫣✨ 続きが楽しみです!!

ユーザー

なんか大先生の予想と真反対の方向に行ってない?大丈夫かなぁお母さん心配

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