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楽しみです。
太宰と中也の15歳の内容が混じります。
話は変ですが読んでくれると嬉しいです。
登場するのは探偵社、ポートマフィア、羊だよ。中也はポートマフィアです。
探偵社
福沢 皆、聞いてくれ。今日は羊という組織の者が二人くる予定だ。未成年者の組織であるため、皆は支えてほしい。
探偵社皆 はい!!
羊 失礼します。
国木田 きたか。
羊 白瀬です、私は柚杏よ。
福沢 福沢だ、今回はよろしく頼む。
羊 よろしくお願いします。
谷崎 ではまず、自己紹介から始めましょうか。
自己紹介中、、、
敦 では、自己紹介もできたことですし、そろそろ目的地に向かいましょうか。
鏡花 うん、マフィアに行こう。たぶん部下の人が出迎えてくれる。
敦 協定も結ばれていますが、油断はできませんね。
国木田 そういえば、太宰はどうした?
福沢 太宰なら先にポートマフィアに行っているとの連絡がきた。
敦 大丈夫でしょうか?
福沢 今回はポートマフィアの首領や幹部やらが出迎えてくれるらしい。
国木田 そうなんですか。
敦 太宰さんに会えればいいんですけど、、、
鏡花 とりあえず向かおう。見ないと分からない。
敦 そうだね。行きましょう!皆さん!
羊の二人も!
探偵社、羊 はい!!
マフィア本部
紅葉 もうすぐ探偵社と羊が着く頃じゃな。
森 そうだね。さぁ、心から歓迎しよう。太宰くん。紅葉くん、中也くん。
太宰、中也、紅葉 はい。
太宰 私は本部を出るよ。
中也 分かった。俺は本部内にいる。何かあったら呼べ。いいな?
太宰 分かったよ。 トコトコ
本部の外にて
国木田 まるで一流企業のビルだな。
敦 すごい、、、
福沢 行くぞ、、、
マフィア構成員 誰だ?
国木田 我々は探偵社と羊だ。共戦のためきた。マフィアの首領からも協定を得ている。
マフィア構成員 怪しいな、、、嘘じゃないだろうな?(銃)ガチャ
皆 っっ!やはりこうなったか、、、
? 待ちたまえ!
皆 !!
マフィア構成員 太宰幹部!
太宰 私の客人に銃を向けるとは何事だい?
マフィア構成員 いいえ、太宰幹部。そんなつもりは、、、
太宰 探偵社と羊との共戦は君たちも知っていたはず、それに禁戦命令も首領から出されているはずだ。これは立派な命令違反だよ。
マフィア構成員 太宰幹部、、、申し訳ありません。どうか、お許しを!
芥川 太宰さん、この者らの処分は僕に。
太宰 あぁ、芥川くんか。そうだね。地下牢に閉じ込めておいて。あとで直々に処分をくだすから。
芥川 承知いたしました。では、失礼します。
太宰 すまないね。驚かせてしまって。森さんたちは本部内にいるよ。ついてきて。質問には後で答えてあげるから。
福沢 助けてくれたこと、感謝する。
では、案内してくれ。
太宰 じゃあ行こうか。
マフィア本部内
太宰 さぁ、入ってくれたまえ。
福沢 失礼する。
敦 広っ!
鏡花 懐かしいな。
? きたか、太宰。
太宰 中也!待ってくれてたんだね。ん?森さんたちはどこにいるんだい?
中也 首領や姐さんたちなら、先に会議室に行っている。そこで会おうと言っていた。ただ、時間がまだ早いからそこまで早く来なくていいって言ってたな。今回は俺たち二人でお出迎えだ。
太宰 ふーん、そういうことか。まぁいいや。とりあえず自己紹介といこうか。知らない人もいるだろう。
中也 そうだな。
太宰 改めて、私の名は太宰、太宰治だ。
私の異能は触れた者の異能を無効化する異能だよ。ポートマフィアでは幹部として、首領の右腕と中也の相棒を務めています。よろしくお願いします。
中也 俺は中原中也だ。俺の異能は触れた物の重力を操る異能だ。ポートマフィアでは太宰と同じ幹部として、太宰の相棒を務めている。今は元だけどな。よろしく頼む。
太宰 自己紹介は終わった。あとは、、、
会議室には後で向かおうか。
中也 どうせ、会議なんかしなくたって、テメェの頭の中では作戦ができてるんだろう?
太宰 うん、だいたいはね。ただ、今回相手とする敵組織は、かつてポートマフィアともやり合えた実力をもつ組織だ。双黒の出番がないとは考えにくいね。
中也 四年ぶりに双黒の復活ってわけか。
太宰 四年ぶりって、前の時も組んだでしょ?ギルド戦の時に!
中也 そういえばそうだったな。
太宰 、、、、、、。
中也 どうした?
太宰 いや、『探偵社と羊をマフィア本部に招く』ということは、どういうことを意味するか分かってるかい?
中也 あぁ、、、
太宰 中也も分かっているとは思うけど、ポートマフィアがこれまで、他の組織と組んで共戦だなんて、私たちがやってきたまででも前例がない。つまりは、、、。
中也 、、、これまで以上に警戒しないといけないってことか?
太宰 あぁ、それもあるよ。それから、、、これは皆に聞いてほしい。
皆 ?
太宰 ポートマフィアは実力主義だ。自分が上に上がろうと下にいこうと実力で判断される。そして、敵味方関係なく命を狙われる。私や中也のような上級構成員になれば、狙われる確率も上がる。つまりここでは自分しか信じちゃいけない。絶対というわけではないけど、本部内には敵組織と内通している者がいるかもしれない。それだけはよく覚えておいてしい。
中也 俺からも一つだけ、、、いいか?
太宰 かまわないよ。
中也 異能のことだ。ここにいるほとんどの奴は異能を持ってる。だが、異能があるからと言って強くなれるわけじゃねぇ。異能にも必ず弱点がある。それは異能者ならば当然のことだ。
太宰 中也の言う通りだよ。相手の言葉に惑わされるな。恩があるから、何かしてもらったからという理由で、異能者を味方につけるならそれの理由はただの飾り言葉だ。異能は持っていて便利な物かもしれない。でも、異能は自分が使うことを自分で選べるんだよ。
中也 、、、、、、。
太宰 中也、特に君は。
中也 っ!
太宰 君は羊にいた時、『他人とは違う手札を持つ人間はその責任を果たすべきだ』と言ってたね。
中也 あぁ、、、
太宰 なぜ私が君をマフィアに勧誘したか、、、理由を言ってなかったね。あの時はいろいろあったからね、、、言えずにいた。
中也 もったいぶらずに教えろよ。
太宰 勧誘した理由はね、、、羊にいたときの君が息苦しそうだったからだよ。あとは強いて言うなら、羊のみんなの中也への扱いが気に入らなかったからだ。
中也 っ、、、!それはっ!、、、、
太宰 ゲームセンターで中也と羊が話している所を見て、君の表情が暗そうだったんだ。
それに羊は、君の異能が目当てで君を探しているように見えたんだ。そう、まるで自分の落とし物を探すようにね。
中也 、、、、、、っ!
太宰 それに、中也は薄々勘付いていたんじゃないのかい?本当は自分の異能が目当てに組織に入れたんじゃないかって。
中也 それはっ!
太宰 ハァ、、、君は優しすぎるよ。もう少し自分のことを大事にしたまえ。それに私がいる限り君のことを傷つけることは許さない。ギュ私の頭脳を舐めないでくれたまえ。
中也 ポロポロ(泣)
太宰 泣いてもいいよ中也。我慢してきた分、ここで全部吐き出して。私は君の相棒なのだよ。
中也 グスッでもっここだと、、、グスッ
太宰 そうだね。中也、ここだとあれだから、私の執務室に行こう。皆もついてきたまえ。中也、私のコート被っていていいから歩けるかい?
中也 コクコク
太宰 うん、じゃあ被せるよ。バサッ
よし行こうか。
執務室移動中(歩)トコトコ
執務室到着
太宰 着いたよ。開けて。
太宰の部下 はい。ガチャどうぞ。
太宰 さぁ皆も入って。
敦 失礼します。うわぁ~キラキラ
鏡花 広い、、、
国木田 お前、、、ここは、、、?
羊 なっ、、、!
太宰 ここは私のマフィアの執務室だよ。幹部級の部屋だから、ほとんど人を入れないんだ。、、、何もない部屋だけど、少しくらいくつろいでいって。時間もまだあるし。
福沢 何から何まで、悪いな。
太宰 いいえ、大丈夫です。中也、着いたよ。大丈夫かい?
中也 あぁ、落ち着いた。ありがとな。
コート返す。
太宰 うん、なら良かった。それじゃあ、話しを続けるよ、いいね。
福沢 あぁ、かまわん。話してくれ。
敦 お願いします。
太宰 まず気になるところから訳を話すよ。
まずはみんな、私と中也の過去が気になるだろう。過去のことを知られるのは嫌だけど、話せるところは話すよ。長話にはなると思うけど聞いてくれるかい?
福沢 あぁ、話せる所まででかまわん。話してくれ。
太宰 まず、私は15歳の時に正式にポートマフィアに入ったんだ。入った理由は生きる理由が見つかると思ったからだよ。森さんは人使いが荒くて、さっそく任務を渡された。
敦 どんな任務だったんですか?
太宰 詳しくは言えないけど、嘘の情報を流したやつの殲滅だよ。嘘の情報でポートマフィアを陥れようとした奴のね。それを調べるために摺鉢街という爆発の跡地にできた街にきたのさ。
中也 羊の領域も摺鉢街だったからな。それから、俺と太宰が出会ったのも15歳の時だ。そん時、俺と太宰は敵対組織にいた。俺は羊、太宰はマフィアってな。
太宰 羊は皆が聞いた通り、未成年者が集まる互助組織で反撃主義の組織だ。しかし、誰も羊の領土には手を出さなかった。なぜなら『羊の領土を犯した者、必ず凄まじい反撃を喰らう』と、噂されていたからだ。
国木田 そんな噂が流れたということは手を出した者が実際にいたのか?
中也 あぁ、いたよ。マフィアだ。
敦 えっ、、、じゃあそのマフィア構成員は?
太宰 死んだよ。羊の反撃によってね。
中也 そんな中で出会ったからな。
太宰 中也と私の連れていた部下でやり合っていた時に、謎の黒い爆発が起きて、私もろども全員が爆風で吹き飛ばされた。
中也 羊のリーダーだった俺にマフィアの首領は共同調査を頼んだ。情報を交換することと羊の仲間を助けるということを条件としてな。
太宰 そして私と中也は共同で任務をした。
任務の行き先はある建物だよ。そこにはその爆発の生存者が住んでいてね。蘭堂さんという、マフィアでは準幹部という優秀な異能力者だった。けど、、、
中也 その蘭堂という奴が事件の犯人だったんだ。
敦 そんなっ!なぜ、、、っ。
鏡花 準幹部、、、
羊 、、、。
国木田 どういうことなんだ?なぜ、そいつが犯人だと分かった?
太宰 蘭堂さんに情報を貰うために聞き込みに行った。そこで蘭堂さんは初歩的なミスで自分が犯人だということを徹底的に裏付ける発言をしてしまったんだ。
谷崎 そのミスって何なんですか?
中也 海だ、、、
敦 海?
太宰 蘭堂さんの証言はこうだ。蘭堂さんが爆発を目撃した時にいた場所は摺鉢街のなかの中心地。そして蘭堂さんの目に写っていたのは化け物だ。炎で包み込まれて、高温で景色が歪んでいた。そして遠くに眺める海が静かにないでいたとね。
国木田 それは実際に見たことだろう?おかしな点などないと思うが、、、
中也 あぁ、普通に聞けばおかしくないかもしれねぇ。ただよく考えてみろ。摺鉢街は爆発の跡地。だが普通、爆発が起きた場所は地面がへこむはずだ。しかも街ができるほどにへこんだ中で、どうやって、地上の海が見えると思う?
敦 たしかに!
中也 どう考えてもおかしいだろ。へこんだ町の中心地にいたんだ。どう背伸びしたって海なんか見えるはずがねぇんだ。
国木田 そういうことだったのか、、、
太宰 そう、それが蘭堂さんのミスだったんだ。それがミスだと気づかされた蘭堂さんは異能を使って私と中也を倒そうとした。私や中也も戦おうとしたんだけどね、一つ問題があったんだ。蘭堂さんの異能には物理法則が効かない。
中也 物理法則が効かないためか、俺の重力操作も蘭堂の異能には効かなかった。
敦 その後どうしたんですか?
太宰 結果、私と中也が連携して戦って、勝ったけどね。こうして事件は解決したんだ。
中也 わりぃがこれ以降は話せねぇ。
太宰 、、、うん。その後は中也もポートマフィアに入ったとしか言えないね。その後は単純だよ。16歳で私はマフィアの幹部になって、中也もその後で幹部になった。18の時ある敵対組織を一夜で壊滅させて、私と中也は黒社会最悪のコンビである双黒となり、マフィアの最大戦力になったってわけだよ。
敦 そうだったんですね。
谷崎 そんなことがあったなんて、、、
福沢 話してくれありがとう。
太宰 いいえ、、、大丈夫ですよ。
中也 、、、
太宰 どうしたんだい、中也?
中也 嫌、、、ただ、、、
太宰 辛い?
中也 っ!ポロポロ(泣)
太宰 泣きそうな顔してたから、、、そうなるのも無理はない。君は裏切ったんじゃなく、裏切られたんだ。羊の仲間は君を信じきることができなかったみたいだね。
中也 太宰、、、俺っ、、、グスッ
太宰 中也、、、
中也 ポスッ(太宰の肩に頭をのせる)太宰、、、俺っ、、、
太宰 (辛そうな顔)
中也 俺、、、俺っ、グスッちゃんとやってたんだ、、、グスッ、、、皆、、、期待してっから、、、グスッそれにっ、、、答えたくてグスッ、、、頑張ってたんだ、、、グスッ スビッ
太宰 うん。
中也 でもっグスッ、、、頑張れば、、、頑張るほど、、、苦しくなって、、、グスッ、、、分からなくなって、、、グスッ俺の、本当にしたいことはなんだろうって、、、ズビッ分かんなくなって、、、
太宰 うん。
中也 なぁ、、、太宰、、、グスッ
太宰 なんだい?中也。
中也 あの時グスッ、、、全部、、、俺が、、、悪いのかグスッ、、、?
太宰 中也、、、君は何も悪くないよ。
中也 もう、、、分からねぇグスッ、、、たざっ、、、い。もう、、、全部っ、、、分からねぇんだグスッ。
太宰 っ、、、!ギュ大丈夫、、、大丈夫だよ。君には私がいるだろう?
中也 んっコク、、、グスッ
太宰 うん、辛かったね。ナデナデ
敦 太宰さん、、、中也さんはどうされたんですか?それに、、、中也さんが裏切られたって、、、
国木田 中原、、、大丈夫か?
太宰 悪いね。中也の心の傷が悪化してしまったみたいだ。しばらく皆はここにいて。
奥の部屋で中也を休ませてくるよ。
福沢 分かった。ここは私が預かろう。
太宰 ありがとうございます。中也、行こうか。
中也 んっ、、、コク
いったんここで切ります。続きはまた今度出します。初めて書きましたがたくさん読んでもらえると嬉しいです。