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ボスに言われていた通り会議室に向かった。
ドアを開けるとそこにはボスが座っていて、僕たちも次々に席についた。
ボスの雰囲気はいつもと違って見えた。
少し、少しだけ嫌な予感がした。
「こんな遅くに集まらせてすまんね。」
「来週、君たちは研磨の通っている高校で合宿があるだろう?」
「私たちのことをよく思っていない輩が何処かでそのことを聞きつけたらしくて、合宿の日そこに攻め込むと連絡が来た。」
「…..は?」
意味がわからなかった。
「君たちは世界最恐の殺し屋だ。
どんな事でも難なくこなすことが出来ただろ う。」
「でも今回は違う。
君たちの大切なチームメイトを巻き込むことに なる。」
「彼らは色々な作戦を考えて準備満タンにしてから大勢で攻めてくるだろう。」
「君たちもわかっていると思うが今回は一般人を守りながら戦わないといけない。」
「それも1人、2人ではない。君たちはとても強いけど正直、今回は厳しいと思う。」
「………………」
僕たちの間に沈黙が流れる。
「….君たちのことがとても心配だ。」
「だから、私も一緒に戦うことにするよ!」
僕達はボスがそんなことを言うと思わなかった。
僕達は全員ボスの本名や出身、何もかも知らない。
知っているのは性別、誕生日、年齢、好きな食べ物、嫌いな食べ物、タイプぐらいだ。
でも、僕達はそんなボスを慕っている。
危険だとわかっていてボスを戦わせるのは絶対に嫌だ。
ボスは僕たちのことはなんでもお見通しだ。
だから僕たちが何を考えているのかわかったのだろう、ボスが口を開いた。