続きですん!
ドウゾ!
💛side
「やめてくれよ…」
僕は誰かの声が聞こえた時に
意識が途絶えた
•*¨*•.¸¸♬︎
僕はライブ会場にいた
きっと夢の中だ
僕は元貴の声と若井のギターと
一緒にひくのが大好きだ
嫌なこと忘れて
パッとできる
大好きなファン
大好きなバンドメンバー
大好きな曲に囲まれて
幸せだ
だからここにいたいと
思ってしまう
でも世の中は僕を否定するんだ
「あのキーボード本当に必要?」
よく言われた言葉だ
もう慣れっこって思ってるのに
いつも心に言葉が刺さってしまう
最近はバンドも有名になってきて
そういうのは減ったが
期待に呑まれてしまって
余計に重く感じる
ぼくは思ってしまうんだ
3人じゃなくて
2人の方がいいんじゃないか…と
ここにいたいけど
ここに居たくない
こんな自分が大っ嫌いだ
…
なぜか温かい
僕は今きっと
夢と現実の間にいるのだろう
誰かに抱きしめられてるような気がする
…ちゃん…りょ…ちゃ
「ごめんね」
その言葉だけははっきり聞こえた
なんで謝るんだよ
悪いのは僕の方だから
いつもみんなの足を引っ張って
みんなに迷惑をかけてしまう
悪いのは”僕だけ”なんだから
少し向こうに明るい世界があった
このままずっとここにいたいのに
勝手に足が動く
きっと自分は誰かに
「必要とされたい」んだ
気がつけば
眩しくて明るい世界にいた
僕は目が覚めたんだ
左手にぐるぐる巻きになった
血が染みた不格好な包帯
それと
ベットで寝ている元貴がいた
シーツが微かに湿っている
泣いたのだろう
僕は元貴を泣かしてしまったのか
でも少し心が軽くなった気がした
僕は軽く元貴を抱きしめて
「ありがとう」
と呟いた
コメント
7件
今日の題名はナハトムジークですか??
すげ!!やばぁ!
自分の予想を超えてくる……!もう最高!!大好きです!!!