この作品はいかがでしたか?
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二番目、だから、らぁか。
2話の挿絵、頼みました。
桜遥…どんな子か、気になって仕方がない。
ツートンカラーにオッドアイ、その見た目を、早く見てみたい。
その子と、早く話してみたい。
なんだろう、心臓が、いつもより早い気がする。
これが、好奇心なのかな。
そんな事を考えていたら、いつの間にか、学校に着いていた。
「ここが、風鈴高校」
2年前と、見た目は、あまり変わらないな。
そう思いながら、自分の教室へと向かった。
少し立て付けが悪いドアを開け、教室の中に入るが、まだ、人は居なかった。
「早く来すぎちゃったかな」
数分後、ぞろぞろと人が来た。
みんな、それぞれで話してる。
でも、誰も、昨日の騒動の話はしていない。
それもそのはずだ。
昨日の騒動には、柊さん達が行ったのだから、
気にしなくていい、などと思い、あまり内容を知らないのだろう。
また、ドアが開く音がした。
「ふーん…まぁまぁ…かな」
オレは、彼を見た。
(彼が、桜遥。)
ことはさんが教えてくれた通り、黒と白の髪、黒と黄色の、ビー玉の様な瞳。
「やあ、君が桜君だね。」
「だったらなんだ、テメーは誰だ」
彼は、興奮しやすい子なのかな。
などと、蘇枋が思っていると、桜は、ファイティングポーズをとっていた。
あ、名前、教えないと。
せっかくだし、からかってみようかな。
「レオナルド・ディカプリオだ」
「お前外国人なのか!?」
もしかして、この子って…結構、無知だったりするのかな。
なんか、可愛いな。
「あの!蘇枋さんですよね!」
黄色髪の子は、オレのこと知っているみたいだ。
でも、誰だろう。
「うん、みんなからは、そう呼ばれてるね」
「にしても、君の事なんだけどさ」
今、改めて思った。
彼は、とてもかっこいい存在で、ガラスの様な命だと。
コメント
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ふむふむ… がんばるぞ!!