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「 ワタシとキミとソレ以外 」


よくある〝 儚い 〟の塊みたいだったキミ

人間と同じ形をしたナニか、そう思わざるおえない雰囲気、空気を感じさせる人だった。


「 静くんのノートだけ提出されてないよ

                                                    今ある?」


『あれ、今日までだったんだね。ごめん

明日には必ず出すよ。自分で先生に届けに行った方がいいのかなー?』


「 知らないわ 」


提出期限を守らない、マイペースな人だった。


< やべ、雨降ってる!!傘持ってきてねーや >


『 俺折りたたみあるから、これ貸すよ 』


< サンキュー!!!!ガチ助かったわ笑 >


自分より他人を優先する、他人思いな人だった。


「 どうして人のためにそこまで動けるの? 」


興味本位で聞いてみただけで、適当にした質問。


『うーん、ちょっと考えさせて! 』


『 30分考えたけど、わかんねーや笑 』



「 ⋯ 」





『ごめん、3日間ずっと考えてた。

俺にとって人のために動くって生まれてきた意味だと思うんだ。あと、そっちの方がかっけーじゃん??笑』


30分じっくり考えても、答えの出せないような問いに真摯に向き合ってくれる人だった。


< なんでそんなことしたんだろう >

< 良い子だったのにね〜 >

< 裏表が激しい子だったのかな >

うるせぇよ。何も知らないくせに。


生まれてきた意味を見失った彼は、周りより早い寿命を迎えてしまったのかな。

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