コメント
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うお、すき
一気に酔いが覚めた様な気がした。
「はい、これ」
と言ってお金を机に置く。
「帰ろっか、○○。」
『またね』とAちゃんと手を振り店をそそくさと出る。人が少ない夜道。静かで、車の走行音がよく響く。沈黙でただただ駐車場へと向かう。『怒らせてしまったなあ…』今までちゃんと気をつけていたのに。久しぶりに会う友達だからとつい調子にのってしまった。
なんて頭の中でぐるぐると考えているうちに車内。
「あの、般若さ…」
謝ろうと声をかけた
「いいんだよ、○○」
「え、?」
予想の全く違う返事が返ってきた。
「久しぶりに会う友達だったんだろ?今回ばかりは、許す」
「いいんですか!?」
「うん、」
『よかったなあ』なんて思っていた私は一瞬般若さんが怖い顔をしていたのに気づかなかった
«次の日»
いつも出かける時に聞かれる質問が今日はなかった
・どこに行く?
・何時に帰る?
・誰と行く?
計大体3問。だが今日はひとつも無くて、呆気なく行ってきますのキスをして家を出た。
『どうしてだろう…』
昨日、私が門限を破った事でなにか考えが変わったのかな。いや、そんなことあるまいし…
考えてはキリがないので考える事をやめた。
そこからだった。
私の身の回りに起こる異変は