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、、プロイセンさん媚薬盛りました?? え、人口甘味料ってそういうこと??? えすき
彼の嫉妬を愛しているからってのが一番好きです!絵もかけて、物語もかけるなんて天才すぎません??また1日頑張れます!ありがとうございます!
普墺
「冷えた熱愛」
ドアスコープ越しに見える、随分現代に馴染んだプロイセン王国。
バルカンのプロイセン、と揶揄で用いられるくらいに強力な国家を築き上げた彼も、ワタシみたいに時代には逆らえなかった。
お揃いだと小指を繋げば、その寡黙な顔に笑みが宿るくらいの付き合いだが、ここ最近束縛が強くなっている。
その強められた束縛を離さないように、緩めないように、ワタシは今日も好きでもない女と酒を飲んだ。
なんで?
それは彼の嫉妬を愛しているから。
もちろん彼も愛している。だがその彼の中で特段キレイに輝くのが嫉妬の感情なのだ。
七つの大罪に数えられる嫉妬、私は色欲だろうか、いや傲慢も兼ねているだろう、そこまでお揃いとはこうも心が弾むものか。
悶々と考えていてもアラビアンナイトのように無限に思考が湧き出るだけだと思い、ドアノブに手を掛ける。
がちゃり、安っぽい音がする。
玄関にはやっぱりプロイセンがいた。変わらず寡黙な顔でこちらを見ている。
墺「ただいま、プロイセン、今日も遅れてしまってごめんね。」
靴を脱ぎながらもはやルーティンと化している言葉を吐く。ひどく軽蔑した瞳で見られているようだが、そんな顔もまた愛おしい。
普「また、女性との会食か。」
私より小柄な彼は私がしゃがまなければ目線が平行にならない。だからこうして必然的に上目遣いになる。無愛想な目は今日もキレイな赤色をしていた。
墺「ごめんね、誘われたら断れないんだ。」
適当らしく、でもたまに顔を合わせて返事を淡々と返す。たまに名前を切って刻まれたり、キスマークを付けてくれることがあるが、どっちの跡も消えてしまった。今日は期待していたのに、と風呂上がりの熱った体をベッドへ投げ出す。彼はもう飽きてしまったのだろうか、この恋人遊びに。
些かな不安に目頭が熱くなっていた頃、やっとプロイセンは風呂をあがった。
普「夕飯は作っておいてやる。バウムクーヘンで十分か。」
墺「ん、ヴルストでおねが〜い」
そんな会話を広げる間に睡魔が頭を撫でる。瞼が段々降りてくる。
寝掛けてた頃、いい匂いでパチリと目が覚めた。
墺「ん〜〜っ、もうできたぁ?」
軽く伸びをした後、目を擦りながらそう確認を取る。
普「できたぞ。早く食べ、早く片付けるように。」
そう言い彼はベッドへ直行していった。当初に比べ、随分質素になったものだ。
若干人工甘味料の甘さを感じるヴルストを平らげたのち、軽く濯いで乾かしておいた。
食べたらあとは歯を磨き、寝衣に着替えるだけ。10分とかからずベッドへ歩みを進める。
布団を被った時、何か発情寄りの火照りを感じたが、まぁ寝るとしよう。
仰々しい枕に頭を預け、今しばらく無料の旅行へ出かけることにした。
眠れない。
不安が募っているわけでも、空腹でも、寂しさでもなんでもない。体が火照って仕方ない。
風呂上がりとは違う、発情の火照り。解消するにもプロイセンの側じゃ見られた時に羞恥心で死にそうだから控えたい。どうしようか…。
その時、頭に一つの愚策が浮かんだ。
プロイセンを誘えばいい。
一応付き合ってはいるのだ、今までが進展しなさ過ぎなだけど本当はここまでいってるはず、でも受諾するだろうか?そうは思いつつプロイセンを揺する。引かれたって逆に興奮するのでもうこの際当たって砕ければいい。
墺「ぷろいせん……ぷろいせん…?」
声の声量を夜が好むような小さな声にして、プロイセンを起こそうと奮闘する。3回言った辺りで目を二、三回瞬きさせたかと思うと、むくりと起き上がった彼が問う。
普「…用件を手短に。」
軍人らしく簡潔に言うと、彼はこちらに目を遣った。
墺「あの…ね?ちょっと、からだがほてっちゃった…からさ、あの、シて欲しいなぁって…あはは……」
ずっとモゾモゾしていたせいで少し乱れた寝衣が方をずり落ちる。一回驚いたみたいに瞬きすると、視界が一転した。
押し倒されたようだ。
正直もっと弱いと思っていたが、そうだ、私はコイツに負けたのだ。そりゃ力の差は明確としていた。抗えどまるで退く気がしない。
墺「あ、えっと…僕が受けなの…?」
普「こんなかわいいものにリードなんぞできるか。」
そう言いながら僕の足をいとも簡単に開く。開脚はとても快いものではない。
墺「うあ……やさしくね…?」
するりと脱がされるものだから正直怖気付いた。
ローションの音がする。ぴと、と指が後孔へ密着する。知的好奇心と恐怖で心が高鳴る。
普「1から5で嫌いな数を言え。」
唐突な質問にたじろぎつつ、「3だけど…」と答える。すると後孔の中に何か異物が入る感触がした。
墺「んんっ…❤︎ぁくぅ…っっ❤︎❤︎」
満足に入れたのか異物はそれぞれ好きなように動き回る。小さな湿った音を立てて、奥へ奥へと進むみたいに。
背筋がゾクゾクっとくるのが指のせいなのか、中世ごろの価値観故の背徳感のせいなのか、はたまた双方ともなのか、知り得はしなかった。
墺「ふーっ…❤︎❤︎❤︎ねぇっ、もういいんじゃないかな…っぁ❤︎❤︎」
この火照りを消すために頼んだだけなので、下手に焦らされると困るというのは察しがいいプロイセンなら分かるはずだが、どうにもほぐすのに時間を要していたいようだ。
普「乱暴に挿れられるよりはマシだろう、俺も恋人を傷つけるような戯けじゃないんだ。」
そういう彼は少し指を奥に入れたかと思うとまた入り口付近でなぞったり押したりを繰り返す。少しの誘い文句では落ちないのは知っているが、この時ばかりはつい言ってしまった。
墺「らんぼうにされたいの…っ❤︎❤︎❤︎だめなのかい…?❤︎❤︎」
最高のコンディションで放った言葉は想像より効き目があったらしく、プロイセンは何かが切れたような顔で囁いた。
普「望み通りにしてやるよ、この淫猥クソビッチ。」
それが今までで聞いた一番興奮するものだったかもしれない。
最中の描写は難しいので前戯までデス……ごめんあそばせ。