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〜深澤side〜
深澤「いやぁ〜賑わってるねぇ〜」
阿部「…ふっか。おじさん臭いよ…。」
岩本「仕方ないよ。最年長だし。」
深澤「おい!失礼だな!お前らだって変わらねーだろ!」
宮舘「康二。いい写真撮れてる?」
向井「撮れとるで!」
渡辺「ほんとよく咲くよなぁ。この世界の桜は。」
宮舘「うん。こんな世の中なのにね。」
俺たちは今、街へ出てきて歩いている。
季節は今は春になるところ。
寒い季節も終わって木に桜の花びらが咲き始めている。
屋台も出てて多くの人々と獣人族でとても賑わっている。
怪しい奴らに襲われてしまっているこの世の中なのに枯れるどころか春夏秋冬色んな姿を見せてくれるし自然の強さを改めて感じる。
そんな綺麗な桜の木を写真に収めていく康二。
人とぶつかりそうで怖いんだけど…わら。
岩本「せっかくだし俺達も少し羽根伸ばしていくか。」
深澤「お、良いねぇ!屋台でなんか買ってこようよ。」
阿部「じゃ、俺が買ってくるよ。」
宮舘「1人じゃ大変だし俺も行くよ。」
阿部「ありがとう。」
岩本「悪ぃ。任せちゃって。」
阿部「大丈夫。3人は康二の事見ててね。」
康二は写真を撮りながら獣人族の人と仲良くなったらしく楽しそうに話している。
康二のコミ力は羨ましいし尊敬する。
渡辺「疲れたぁ。」
空いているベンチを見つけてそこに座った瞬間に机に顔を付け項垂れる翔太。
岩本「歩いてきただけだぞ。」
深澤「翔太こそおじさんじゃん。」
渡辺「るせぇ!人が多すぎんだよ!」
確かに多くの人々が集まっていると目眩とか体調崩してしまうこともある。
向井「見てや!めっちゃ撮れたで!」
深澤「おお〜すげ〜じゃん!」
岩本「息抜きになったな。」
向井「バッチリや!」
渡辺「…声デカ。」
戦い続ける日々だけどこういうところで息抜きができるのはいい事だよな。
それにこんな平和な俺たちの世界を襲い始めた奴らの事絶対に滅ぼしてやる。
阿部「はい。買ってきたよ。」
向井「どれも美味しそうやん!」
深澤「屋台の食べ物って美味いよなぁ。」
岩本「たしかに。」
宮舘「翔太食べられる?」
渡辺「ああ。腹減った。」
色々考えていたら屋台で買い物をしてくれていた阿部ちゃんと舘さんが帰ってきて俺たちは少しのバーティーを始めた。
〜
?「…賑わってるね。」
6人がお花見をしに来た場所より少し高い場所にあるところから見下ろしているある1人の少年。
?「……………………。」
彼は楽しそうにしている人々や獣人族と綺麗な桜の木を見つめていると何故か懐かしい気持ちになっていた。
何も知らないはずなのに何故かモヤモヤしている。
この世界に来て闇を集めようとする度毎回同じ気持ちになる。
?「…考えても仕方ない。俺は俺のやるべきことをするだけだ。」
小さく呟いた彼はそこから両手を広げて黒いオーラを振りかけた。
するとどんどん空は曇り、真っ暗い不気味な気配が辺りを包み込んだ。
人々は倒れて苦しそうに魘され始めて身体から黒いオーラ…闇を出し、獣人族は化け物になり暴れ始めた。
?「…皆さんの力を見せて頂きますよ。SnowManさんたち。」
小さく呟くと彼の姿は何処かに消えていった。