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『……』
雄英の門の前、1人の男が立っていた
男の足まで伸びた髪が風で靡く
顔を見れば全員、女と勘違いするような容姿の瞳にはハイライトが入っていない
男は周りを見渡す
『ここは……』
どうやら男はここがどこは分からないようだ
男が周りを見渡していると門の内側から誰か出てくる
??「誰だ、オールマイトさんの取材なら帰れ」
出て来たのはヒゲが生えていて髪がボサボサのおじさんだった
『あなたは……データにありません』
男は”データにありません”とまるでロボみたいな事を言う
『エラー発生エラー発生
ただいまよりNo.16758は緊急停止モードに入ります
エラーを排除するまで緊急停止モードは解除出来ません』
と言い男は倒れる
??「……は?」
……エラー排除完了
ただいまより緊急停止モードを解除します
『……』
??「起きたか」
『(誰だろう、知らない人だ)
…誰ですか?』
??「お前こそ誰だ、ヴィランか?」
『ヴィラン……ではないですね、ただのロボです』
自分のことを”ロボ”と呼んだ男は立ち上がり服についた土などを払う
土などを全部払い終わるとコホン、と咳をして笑みを浮かべる
『私は識別No.16758ですよろしくお願いします』
相澤「……俺の名前は相澤消太」
『よろしくお願いします、相澤消太』
と言った瞬間声が響く
??「相澤く〜ん、その子雄英の中に入れて〜」
相澤「……はぁ、ついて来い」
『はい』