この作品はいかがでしたか?
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僕は、好きな先輩がいる
そう、部活も成績も優秀な先輩だ!!
でも部活以外は運動が出来ないらしい
そんな所も可愛いと思った。
「あ、先輩!お疲れ様です!」
不意に、後輩から声を掛けられた
『おー、お前か。ありがとう、お前もお疲れ様。』
そう言って微笑むと、後輩が照れていた
俺はこの顔が好きだ。
他の奴にも見せていると思うと少し
嫉妬してしまうぐらいに。
これは、恋と言う奴なのだろうか?
でも、男同士だ。きっと後輩は否定するだろう
そんな事を考えていた。
先輩が考え事をしていたから、
1人にした方が良いと思い、
「僕、片付けあるので戻りますね!」
そう言ってその場から離れた。
「先輩、今日もかっこよかったなぁ…」
そんな事を呟きながら片付けをして、下校
しようとすると、校門に先輩がいた。
「(誰待ちなんだろう?もしかして、彼女さん!?)」
そんな事を考えながら先輩に近寄ると、
こう、声を掛けられた
考え込むよりかは一緒にいた方が分かるだろう。
そう考え、俺は片付けを早々に済ませ
後輩を待っていた。暫くすると後輩が
何やら少し驚いた様な表情で近寄って来たから
俺はこう、声を掛けた
『どうしたんだ?後輩。そんな驚いた様な
顔をして。嗚呼、そうだ一緒に帰らないか?』
後輩は嬉しそうな、驚いた様な表情をしていた
嫌では無い様だ、良かった。
先輩に彼女とかじゃなくて安堵すると
共に一緒に帰る為に僕を待っていたという
ことに驚いてしまい、ワンテンポ遅れて
「良いんですか?ありがとうございます!」
そう言うと、先輩は微笑んでくれた。
何だか、付き合いたてのカップルみたいで
少し気恥ずかしかった。
本当に付き合えたらいいのに…
先輩と帰れた事が嬉しくて、
帰り道、雑談途中にこんな事を口にするなんて
僕自身、思っていなかった
帰り道、色々な話をしていた。
そんな時、不意に後輩がこんな話を出してきた
’ 男同士のカップルは、どう思うか? ‘ と
少し戸惑った後、俺はこう答えた
『俺は、互いが幸せなら良いと思うぞ』
そう言うと後輩の表情は安心した様な表情に
なった。
脈アリってやつなのだろうか。
先輩と話してるうちに家に着いてしまった。
先輩の家は数分歩いた際にある。
僕が着いていこうとすると、送った意味ねぇだろ、
と断られてしまった。
「はぁ、先輩かっこよかったなぁ〜」
帰り道の雑談を思い出していた
` 先輩は、男同士のカップルをどう思いますか? `
不意に口から出てしまった本音、
先輩は ’ 互いに幸せなら良いと思う ‘ 、と答えてくれた。
急に聞いたから引かれてしまっただろうか、
返答に間があった気がする。
そんな事を考えていたら眠気に襲われ、
僕はそのまま寝てしまった。
家に帰ってからも、後輩の事を考えていた。
急に聞かれたあの質問はなんだったのだろう。
ただの興味本位か、其れ共…
なんて事をずっと考えるうちに勉強にも
手が付かなくなり辞めてしまった。
もう、寝よう。予習ならまだ余裕があるから
大丈夫だろう。そう考えながら俺は眠りについた
第一話、帰り道 完
コメント
1件
他垢にて報告 、 更新遅れてます ( ) 誠に申し訳ございません ( )