今回は3話。
投稿遅いかなあ…もうちょっと早めた方がいい?良ければアドバイスください
今回ちょびーーっと晒螢あります。
それではどうぞ~
螢多郎愛され、ネタバレあり
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螢多郎は着替えてご飯も食べた
呪いについて二人にも話した。
~そして夜~
詠「螢君、大丈夫…?寝れる?怖くない?どこも痛くない??」
螢「う、うん…ちょっと怖いけど…大丈夫」
夜「所詮は螢多郎。…でも今回は呪いにかかってるから、ちょっと心配」
螢「ま、…まあ…夜宵ちゃんも詠子も明日学校大学あるし……!また明日来てほしいな。 」
僕は愛想笑いをした。正直めっちゃ怖いしめっちゃ不安だけど、二人に心配かけたくない…
詠「それじゃあ螢君、また…明日!」
夜「ぐっぱい螢多郎👍️」
二人が行ってしまった…。
大丈夫、目を瞑って平常心を保っていれば…
螢「………見てる」
「「ビクッ」」
思った以上に多いぞ……
御霊と…鬼軍曹…自刃童子に花魁…え、晒レ頭!?
流石に晒レ頭は怖い…暗闇でよく見えないが、月の光でチラッと見える…。
顔面が怖い…!!!
螢「ムク…… み、御霊?鬼軍曹?」
御「…苦しい、のか?」
鬼「…」
螢「あ、あのね…見られてると寝れない…かなって…。だから…伝えてほしくて…」
鬼「…わかった。」
鬼軍曹が障子を開けると、なにやら叫び声や呻き声が聞こえたあとすぐに視線は感じなくなった。
螢「……」
御「……」
御霊は人形に戻らず、僕を見ている。
……鼻が詰まってて息がしずらい…
螢「………はっ…ハァ……は…」
御「…?苦しい…のか?痛い……?」
御霊がおどおどしている…大型犬みたい…
…でも正直、息が出来なくて苦しいし…
あらゆる所の関節がギシギシと痛む。
それに…なんか…
螢「…ぁ、つい…?」
顔が火照っているような気がする。
お腹がぞわぞわして、吐き気もする。
なんだ?なんなんだ?この違和感…
御「螢…多郎…と言ったか。…暑いならば……何故布団、 を被る? 」
螢「だ、だってなんか……変な感じが…と、とりあえず御霊は人形に戻って…!」
御「…あぁ…」
御霊は人形に戻っていった。
やっと寝れる…
~翌朝~
……多郎……螢……く……
夜&詠「螢/君,多郎!! 」
螢「ぅ……え?な、なに…」
夜「もう朝。魘されてた。」
螢「え……はは…なんか悪夢でもみちゃったのかな… 」
すると、螢多郎の頭からピョコッとなにかが出てきた。
詠「えっ!?ええええ!!!?」
夜「螢多郎…? 」
螢「……?なんかついてる? 」
僕は顔や頭を触った。
……?もさもさしてる…?
螢「な、ななななにこれ…!!?」
夜「螢多郎落ち着いて。呪いは弱まってきてるから明日には戻れる。」
だとしても…!だとしてもこれは恥ずかしいぞ…!!
僕は思わず廊下を出て物置に行って隠れてしまった。
詠「螢くぅーん…?隠れないで~!!」
夜「螢多郎、悪いようにはしない」
鬼軍曹「少年、出てきてくれ」
僕は口を手で覆った。
正直なんで隠れてるのか分からなくなってきたが、それでも本能が勝ってしまった。
螢「…ッ」
何か大きいものが僕の顔を覆った。
血生臭い手。一瞬で誰か分かる。
螢「晒レ頭っ…!!」
晒「なにしてんだ、お前。」
螢「はっ離せよ… 」
僕は平常心を保つことで精一杯だった。
恐怖と不安で押し潰されそうだ。
晒「はあ?んだこの耳…尾もついてやがるぞ?まさか呪いが進んでんのか?」
晒レ頭が僕の耳やしっぽを触ってくる。
なんか…くすぐったい……
螢「ちょっ……どこ触って!」
晒「暴れんなよ、切られてぇのか?」
螢「で、でもそこくすぐった…んっ」
思わず口をふさいだ。今の感覚はなんだ?
くすぐったい感じと…よく分かんない感じが…
晒「……ここか?」
螢「ひょぁッ…ちょっ、、と…待って!」
僕は抵抗して地面に尻もちをついた。
なんで前鬼も後鬼も出てこないんだ…!
僕は晒レ頭のほうを見た…が、奴は僕ではなく扉を見ている。
螢「…?……な、なにかあるの…?」
晒「見えさせねえようにしてんのか?」
?「まさか。お兄さんが見えないだけ」
晒「なんのために来やがった?」
?「おにーさんが危険な目に合ってる気がして…ほら、一度取り憑いた仲だし。ところで君こそなにをしてるのかな?」
螢「さ、晒レ頭…?なに、この声……?」
?「あ、見えさせてあげよっか~。」
僕の視界は突如暗くなった。
と思ったらすぐに明るくなる。目の前には白髪で着物を着た男性がいた。
螢「ぅわ、誰…?」
神「お兄さん~!こんにちは。僕はただの神主さんだよ。この間はごめんね~」
螢「こ、こんにちは…?」
すっごい馴れ馴れしい……(陰キャ)
ていうか面識あるっけ?ごめんってなにがだろう…?
そもそも、卒業生ハウスに入れるぐらい強いって相当ヤバイのでは__
晒「お前と闘う気はない……。」
神「じゃあお兄さんの腕離してよ~」
晒「断る」
神「可愛いから~?」
晒「違う。こいつは呪われてる。俺が見てやる。」
神「僕に任せてよ~。お祓いして治してあげる」
僕は話についていけなかった。
だけどこれだけは分かる。
どっちのところにも行きたくない……。
今は体も元気だし明日には呪いも解けると言っていた。
つまり僕にお祓いもなにもいらないのだ。
螢「あの…お祓いもしなくていいし晒レ頭も見なくていいよ……。晒レ頭に関してはしっぽ触ってくるからやだ…」
神「残念……」
晒「ッチ」
嘘~舌打ち。
怖すぎてもう帰りたいよ~(泣)
神「…ねえお兄さん、僕も触っていい?」
螢「え、あ……優しくしてくれるなら… 」
僕は神主さんの近くに寄り頭を付き出した。
神主さんは撫でるのが上手でついしっぽが反応してしまう。
神「え~もふもふ~!(尻尾が左右に揺れてる…笑)
晒「俺の時はそんな反応しなかったぞ」
神「拒絶反応じゃないの?顔面怖いし笑」
螢「撫で方がいやらしかったです…」
神「へんたぁ~い」
晒「黙れ」
螢「……ピクッ」
神「どうしたのおにーさん」
螢「足音……3人…夜宵ちゃん達だ」
神主さんがワンちゃんだね~と言ってきて少しムッとなったが、確かにそのとおりだ。今まで以上に鼻が良くなっている。
夜「螢多郎、出てきて 」
詠「螢くーん!!朝ご飯食べようー?」
鬼「…少年?」
鬼軍曹が物置に入ってきてバレてしまった。
神主さんが僕をずっと撫でているため、鬼軍曹は身構えている……が、夜宵ちゃんが来てからそれも収まった。
夜「……!神主さん、なんでここにいるの? 」
神「おにーさんに会いたくてかなぁ」
詠「螢君に取り憑いてた人!」
神「こんにちは~お姉さん」
螢「えっ二人面識あるの?僕だけ知らないの?」
詠「…ま、まあ取り敢えず、螢君はご飯食べて着替えよう?今は元気そうだし!」
夜「うん、そうすべき。神主さんは私と一緒に来て。…晒レ頭は覚えておいて」
晒「んでだよ」
神「じゃーねお兄さん 」
螢「は、はひ…」
僕は詠子についていった。
夜宵ちゃんに「念のため」言われ渡されたライオンの人形を持ちながら。
詠「今の螢君って一部がワンちゃんだけど、ご飯は普通のものでいいのかなあ…」
螢「わ、わかんない……でも舌はちょっとざらざらしてる…」
詠「えぇ!嘘!みたい!」
黒「……僕も‥」
僕と詠子はびっくりした。
この声‥黒阿修羅か……
詠「ほら、黒君も見たいって!」
螢「えぇ…じゃあ…ペロ」
黒「ざらざら……!もふもふ‥!」
詠「螢君かわいいー!」パシャパシャ
螢「も、もう終わり……!ご飯は夜宵ちゃんが好きなものにしよう…?」
詠「うーん、じゃあカレーかな!頑張って作るぞー!」
螢「僕もなにか手伝おうか?」
詠「駄目。螢君の手料理を最初に食べるのは私だから。 」
螢「お、おっふ……」
黒「……かれー?」
螢「そう、カレー。少しピリッとしてて美味しいよ。」
黒「……楽しみ!」
僕は詠子の料理を黒君と待った。
途中で自刃童子、神主さんも来て、少し雑談していた。
神「お兄さんの生命力って凄いね~。よく今まで生きてこれたね~」
自「今は減少……されてるのかしら。そこらの神社生まれよりあるけど…」
黒「美味しそう…」
あれ一人だけおかしい‥
まあ、そんな話をしているうちに料理が出来上がった。
詠「お待たせ~!ところで、幽霊だけどみんな食べれるのかなあ……」
螢「黒阿修羅君(人肉食べてる)と自刃童子(酒飲んでる)はともかく‥神主さんは‥?」
神「僕も普通にいけるよ~。お供え物ばくばく食べてるし。この体太らないからいいんだよね~。」
まじかよ‥詳しくは知らないけど(寺生まれだけどあんまり関わってない)そういうのってお坊さんとかが食べると思ってた……
詠「じゃあ、いただきまーす!私夜宵ちゃん呼んでくるねー!」
螢「うん、行ってらっしゃい。…頂きます」
神「いただきまーす」
自「いただきます」
黒「?い、ただく‥ます?」
皆がカレーを食べてる中、詠子が顔色を悪くして帰ってきた。
螢「詠子‥?顔色悪いけど大丈夫?」
詠「う、うん‥晒レ頭が不憫になっちゃった……」
神「あれまー、」
黒「斧のおじさん消えちゃったの?」
自「もうすぐ消されるんじゃないかしら」
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一旦ここまで!
変なところで区切っちゃった。
それじゃばいばい