序章 K視点
懇親会?みたいなのすっからさ、お前も来いよ!という誘いに乗り気ではないが来てしまった。正直、自分はみんなでワイワイが苦手なタイプだ。お酒も外ではほとんど飲まない。だから飲み会なんかはあまり好きではない。でも、来てしまった。だってあんなこと言われたら断れない。あの人もいるなんて。
伝えられた店に入るともう自分以外のメンバーが揃っていた。もちろん彼も。奥の方に座っている彼と目が合うと手招きされる。迷いなく隣に座った。久しぶり!いや、そんな久しくないかと彼が柔らかく笑う。その笑顔にくんと胸が甘痛くなる。 ああ、ダメだ。 もう、この気持ちからは逃げられない。
やっぱり僕はこの人が好きなんだ
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次回、彼の正体が分かります
でも誰か決めてません←
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